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HHhH: プラハ、1942年 ローラン・ビネ、 高橋 啓

HHhHとは
「ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる」を意味する符丁である。
〈第三帝国で最も危険な男〉とも〈金髪の野獣〉とも呼ばれた、

ユダヤ人大量虐殺の首謀者ハイドリヒ暗殺計画がプラハに潜入した
二人の青年によって決行された。

それに続くナチスの報復、青年たちの運命……。
ナチスとは、いったい何だったのか?
 ハイドリヒとは何者だったのか?


  ノンフィクションの本です。

   親衛隊員はユダヤ人を撃ち殺す前に
まずは「積み重ね係」が待っている谷底に
落とす場合があった。

 この「積み重ね係」の仕事は
ユダヤ人一人一人を遺体の山へと連れていき

空いた場所があると、裸の死骸の上に
生きた裸体を腹ばいにさせて重ねる。

 そこに銃をもった隊員がやって来て
死体の上を歩きながら、生きている者があれば
首筋に銃弾を撃ち込んでいく。

 1941年9月29日~30日にかけて
キエフのユダヤ人が3万3771名を処刑した。


  ヒトラーにヒムラー、ハイドリヒのアイヒマン
 知らなかった。

 シンドラーのリストとアンネの日記
レベルでしか知らないので
 読んでいて噓でしょう・・・・。
そんな感情しか湧いてこない。

 読んでいて辛かったです。
中々読み進めなくて時間がかかりました。

 ハイドリヒを暗殺した兵士のお話。
作者の言葉と共に話が進んでいく。

 暗殺部隊に協力したくれた人々も含めて
全ての人が亡くなっていく。
 それも最も残虐で非道な方法で。
裏切りと別れと憎悪。
 全ての言葉を費やしても
この話は語りつくせない。

 許せないというよりも
人間とはここまで残癪なことが
出来るのかと思った。

 ハッピーエンドでもなく
バットエンドでもない。

 とても辛い本当の話。。

 辛いけど読んでほしい。
一つだけ「覚悟をもって」

 

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