アイドルのサイクル
荒れるJUMPファン
夏が近づき大型音楽番組のseasonに入る。
自軍（SnowMan）はちょうど新曲リリースなので、ほぼ出演を網羅。
さてフル尺でやらせてくれるのはどこだろう、と思う程度（多分CDTVだけだろうなー）。
特番以外にも通常放送の音楽番組も出るでしょう。リリースだからね。
で。
あそこもあそこも、とSTARTOのタレントが出演公表されるなか、「名前がない」と騒いでいるのがJUMPファン。
調べたところ、どうも1年ぐらいシングルがでてないそうで。
まあそりゃ･･･シングルリリースなかったら音楽番組でないよね･･･。
特番どころか通常の音楽番組も出ないよね･･･
Xでこう言ってる人がいた。
「ライブは行くけどCDは買わない積まないようなファンばっかりだからCDが売れないんだよ、売れないなら新曲リリース無いの当たり前じゃないか」
と。
ほう？と思って売り上げを調べてみたが、確かに最近なかなか苦しい数字だなぁと思う。
アベレージは22万あたりだろうか。
あくまで初週なので累計はわからないが、STARTOの場合、基本初週でほぼ売りきる感じで、ここから大きく上に跳ねるというのはあまり考えられない。30万は超えないんじゃないかな。
とはいえ、もっと売り上げがお寂しいグループもあるので、めっちゃ酷いというわけではない。
多分スノとかストの売上がバグってる（特にスノ）。
アイドルのサイクル長期化
新曲がでない＝売り上げが悪いから、ではないのではないだろうか。
シンプルに、賞味期限･･･？
賞味期限、と書くと感じが悪いが、ここ20年以上、ジャニーズ（敢えて言う）のグループの寿命が長すぎるのだ。
そんなこと言ったら、少年隊は何年やってたと思うんだ！と言われそうだが、彼らがコンスタントにCDを出して活動していた時間というのは、デビューした85年から90年の5年間程度だ。
その後はレーベルを移動した影響もあるのかもしれないが、リリースの間隔が年単位で開いている。
そしてオリコン1位またはその近似値という記録が残っているのもまた90年までだ。
デビューが20歳前後なので、25歳頃にはCDをリリースするという活動は落ち着いてきたのだ。JEに移籍してからまた年1ぐらいでシングルは出しているが、それも01年まで。となると35歳あたり。
これでも随分と活動が長かったイメージがある。
比較材料として光GENJI。
87年にデビュー。88年リリースの3枚目で人気爆発し、レコ大をとり、体感的には「ジャニーズの最大瞬間風速」は光GENJだと思ってる。ここより加速度と爆発度がすごいグループは無いと思ってる。社会現象だった。
嵐？足元にも及びませんよ全盛期の光GENJIには。
1位をとれたのは90年の「笑ってよ」（11th）で最後。
個人的には、92年の「リラの咲くころバルセロナへ」が一般の人の記憶の最後、ぐらいの感覚。93年にはもはや社歌に等しい「勇気100％」をリリースしてはいるけども。
仮に93年としても、やっぱりデビューからは6年程度なのだ。その中でMAX売れてたのが90年までと考えると僅か3年だ。
その後はメンバーの脱退だったりなんだりで、95年のシングルを最後に解散。
ここまで入れても活動期間は8年だ。最年少のAAコンビは解散時まだ22歳だった。
SMAP。
91年デビュー。
とはいえなかなか人気はでず、93年の「＄10」(10th）あたりから木村拓哉のドラマ人気もあって売れ始めた。
解散は2016年。
SMAPの場合は売れ始めが遅かったが、その後は解散までずっと売れてた印象。とはいえファンではない私がタイトル見て、あぁ、ってわかるのは06年の「Dear WOMAN」(39th)で最後かな。
タレントとしては最後までずっと人気があった。
ここが異例の長さで活動して、25年。
仮にCDが売れてた期間を93～06年とした場合、13年だ。
最近のSTARTOのタレントはどうだろう。
NEWS 03年デビュー
エイト 04年デビュー
カツン 06年デビュー
JUMP 07年デビュー
キスマイ 11年デビュー
timelesz 11年デビュー
エビ 12年デビュー
WEST 14年デビュー
NEWSが今年21年目だ。
なんてこった。なんて長さだ。
中堅の方に入って来るWESTだって10年だ。
昔のジャニなら、もう解散するっしょって時期だ。
解散はしてないけど、ここにkinkiもいれると97年デビューなので実に27年。
長い。
長持ちすぎる。
つまりだ。
もちろん、長く続くというのはそれだけグループの仲がよろしく、かつ需要があるからに他ならない。
仕事がなきゃそりゃ解散するでしょう。
とはいえだ。
長持ちすぎるんだよ。
27年もkinkiファンやってた私が言うのもおま言う話だが、私は彼らがデビューした当初、10周年迎えられたらいいなと思ってた。
アイドルとはそういうものだと思っていた。
気が付いたら27年経ってた。
そりゃさぁ、ファンの熱量下がるよ。
だから、JUMPのCDがイマイチ売れないのも、シングルがなかなか出ないのも、そりゃ活動期間が長くなりゃ、しょうがない事なのだ。
デビューから17年。そりゃね。無理よ。
SnowManだって今は完全に上り坂だが、これだっていつ下降に転じるかわからない。何せ彼らには年齢の壁がある。
スキルと引き換えに若さを犠牲にした彼らにはあまり時間が残っていない。
私が彼らを知った21年、10周年迎えたら御の字と思った。
だって10周年、3人が37歳、3人が36歳、1人が35歳。9人中7人がもうアラフォーなのだ。
5周年でもちょっと心配、と思ったが、今のところ5周年は無事に良い感じに加速しながら迎えられそうな気がする。
今が如何せん目黒効果もありとんでも加速がついている状態なので、下降の落差がえぐそう。いつ来るんだろう下降時期。
でも、アイドルってやっぱり10～15年ぐらいで適正なのではないか？と思うのだ。仮に20でデビューしたとして、15年やって35歳。もういい年じゃないか。それでいいじゃないか。
だから、近年のデビュー高齢化の波は非常によろしくない。
完成したスキルフルなグループを売るのもいいが、そればかりでも困る。
やはり、めでコンは必要。若くて、まだこれから成長していくよ！というデビュー組も必要だ。10代のうちにデビューさせるべきである。遅くとも20歳前半のうちに。
TOBEが研修生で若いグループを2つ作ったが、これもいつデビューさせるんでしょうね。恐らく完全未経験の子は少ないはずなので（元Jもいるし、恐らく他所でダンスやってた子もいるはず）、ジャニみたいに飼い殺しにしないでさっさとデビューさせた方がいいんじゃないの、と思ってる。
まあ敵だけどｗ
ちなみに最新でデータを入れ直してグラフを作り直したよ。
比較対象にしたら怒られそうだけど。
KAT-TUNの場合。
【2006年】
｢Real Face｣ 104.6
｢SIGNAL｣ 57.0
｢僕らの街で｣ 55.8
【2007年】
｢喜びの歌｣ 37.4
｢Keep the faith｣ 46.0
と、ジャニの場合、デビュー曲がピークで、大体はそこから右肩辺りで落ちるのだ。後はどこのレベルでキープするかという。
JUMPの場合。
【2007年】
｢Ultra Music Power｣ 36.1
【2008年】
｢Dreams come true｣ 25.6
｢Your Seed/冒険ライダー｣ 21.3
｢真夜中のシャドーボーイ｣ 29.1
Kinkiさんはちょっと凸凹してて珍しいタイプだけど、やっぱり最初の2枚が異常に強い。（でも10th過ぎても100万枚ちかく売ってるので化け物だと思う）
スノのグラフがいかにおかしいかわかると思う。今までにない動き方をしている。
嵐は？と言う人がいるかもだが、嵐はA・RA・SHIが97.3万枚。
最後に出したカイトが115.9万枚という特異型ではあるけども（まあ最後祝儀もあるしな･･･）、ARASHIのあとはずっと数値が落ちてて、デビュー4年後には13.9万枚（ピカンチ）なんて数字もある。Love so sweetあたりから数字が盛り返して来て（でも40万枚あたり）、MONSTERとかその辺で70万あたりを叩きだしてる。
ここもデビューから売れるまで時間がかかったタイプで後から売れ出してるパターンだけど、デビュー曲の次のシングルが40.6万枚（SUNRIZE日本）なので、やっぱり数字は落ちてるのだ。
ずっと100万に近い数字を出してて、かつ10枚目でデビューシングルを超える、というグラフがいかにおかしいか。あのkinkiだってデビューシングルを超える現象は起こしてない。
いやスノはデビューシングルは合算っしょ？というなら、2ndのキッシンからの比較でもいい。それでもやっぱりおかしなグラフなのだ。
さあ次のシングル。BREAKOUT。
6/25現在、MV公開から6日でとうとう2100万再生を突破してしまった。
さて、シングルの売上はどうなるか。
私はもちろん3形態を1セット予約済だけど（いつものこと）、前回のラブトリは特典カレンダーというまあまあでかい餌が付いていたことは認めよう。
今回はそこまでの特典はついていない。
ラウール映画のタイアップあるじゃない！と言われたら、ここ最近のシングルほぼ全部タイアップついてるのでしょうがないっす。
仮にBREAKOUTが初週でラブトリを超えてくるとしたら。
それはもう、今までに見たことのない世界に入った、ということだろう。
誰も予測できないところに、いくのか、いかないのか。
結果が楽しみだ。
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