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星の一つも探しにいこうか

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2018年11月の記事一覧

今だから語れる西郷どん③6-10回をまとめてレビュー⑴ 「愛について」

今更ながら当シリーズ1-5回をお読みいただき、誠にありがとうございます。はやく現在に追いつかねば。頑張って書こう。 さて、6-10回は社交界…じゃなくて薩摩藩庁…でもなく、薩摩藩という社会に大きくデビューした吉之助が、初手柄を立てて大久保家の窮状を救い、両親の死や結婚を経て、社会的に1人前になり、さらに江戸デビューをも飾ります。 それにしてとロシアンルーレットと相撲は今見ても最高に面白いですね。 上級武士も当然のごとく備える薩摩の尚武の気風ということで、近代になりそうで、

別れと決別によって愛が成就する。

これまでも何度かあちこちに書いていますけれど、私は1年で1回、50回約1年という長い時間と歴史という豪奢な舞台にのみ降りてくる、なにがしかの「神」を、1年に1回だけ見届けられればそれでいいと思って大河ドラマを見ています。 こういってはなんですが、私の評価ハードルは大変低いです。はい。 そんなハードルの低さにもかかわらず、一昨年・昨年と大変素晴らしいドラマを見せていただいき、心からありがとうnhk。 で、それに比べて今年はもうダメかもわからんね、などと思っていた時期もあっ

今だから語れる西郷どん②1-5回をまとめてレビュー「つまり吉之助は運命の人と出会う」

ざっくり第一回から、お金、軍事力、感情をキーにして西郷どんを見直してみます。 全部をガッツリ見直す時間はないけので、勢い重視で。 公式HP、それからまとどん、あとは自分がこれまで書き散らかした文章などを見返してストーリーを思い出し、気になるところだけピンで見直します。 今回は、 第一回 薩摩のやっせんぼ 第二回 立派なお侍 第三回 子供は国の宝 第四回 新しき藩主 第五回 相撲じゃ!相撲じゃ!  まで。軽くレビューしつつ、行ってみましょう!さて、新しい景色が見えるかな

今だから語れる西郷どん①

これまで、西郷どんについては、共感性がとか、歴史が好きじゃない人向けとか、色々語りましたが、だいぶ間違ってたなあ。 40回をすぎて、やっと西郷どんについてわかってきたというか、解釈がまとまってきました。 西郷どんが焦点を宛てているのは、①感情 ②お金 ③軍事力(腕力) の3つ。 これらがいったい何かと言うと、人に決断をさせ、物事に決着をつけるもの、人間や社会を動かし得る「パワー」ですね。 西郷どんは歴史上に現れた何かしらの事象を、その時代を生きた人物の一代記の形で物語