バスケットボール BLEAGUE B2 熊本ヴォルターズv長崎ヴェルカ GAME2マッチレポート


スタートは熊本が磯野・谷口・ウッドベリー・ローソン・神里
長崎は松本・狩俣・ボンズ・アギラール・ディクソンジュニア

長崎先勝で迎えたGAME2
序盤熊本のインサイド、ローソン・ウッドベリーがフィットして連続得点を重ねる。
さらに熊本はハードディフェンスが機能し長崎のトランジションオフェンスが決まらない。
ボンズの3P2本があったものの
ターンオーバーが相次ぎ攻撃機会を失う
1Qは18−16で熊本がリード

2Qに入っても長崎のオフェンスがいまひとつ噛み合わない。
長崎はインサイドへのペネトレイトもリングに嫌われるシーンも。
その中、ようやくヘディング・松本の3Pが当たり4点差でオフィシャルタイムアウト。
残り3分アギラールがようやくand1を取って3Pプレイ
そして残り20秒でキャプテン高比良のショットで同点に追いつき、ボンズのフリースローで勝ち越し。
ボンズは前半15P 
前半を33-35で折り返す。
長崎のきょうはアウトサイドのDeep3がなかなかメイクしきれず点差をつけることができない。

3Q長崎は前日同様ダッシュを決める。
熊本はウッドベリーにボールを集めるに対し、
長崎は狩俣、ヘディングに集めスコア。長崎は8−2とラン。
しかし熊本は山本の2本のコーナースリーが決まり1ポゼッション差に詰めると
ウッドベリーのスコアで同点に追いつく。
そして神里のスティールからのイージーバスケットで今度は熊本が勝ち越す。
ここからは一進一退の攻防。
57-59で最終の4Qへ。

4Qは互いに持ち味を出し合い
熊本ウッドベリー、長崎ボンズの打ち合いにその中、抜け出したのは熊本。
ローソンのand1にマクリーン・本村のスコアで2ポゼッション差にリードを広げる。
3ポゼッション差まで広げた熊本だが長崎も一筋縄では終わらない。
ギブスのインサイド、さらにヘディングの3Pで1点差まで詰め寄る。
残り44.6秒で熊本ボール。ターンオーバーから長崎がボールを奪い返したものの掴みきれず
最後は松本のファウルアウトで勝負あり。
84-81で昨日の雪辱を晴らした。
熊本のウッドベリーはトップスコアラー28得点
長崎はボンズも23得点だったがアギラールが7得点と不発に終わった。


試合後記者会見
長崎 前田健滋朗HC
互いにタフでフィジカルなゲームだった。
熊本の気持ちの面、ウッドベリーのタフショットが効いたと思う。
悔しいの一言。その気持ちをいかに持続できるか
試合でしか雪辱は晴らせない
どこまでできるかこだわれるか。熊本の力は強かった。
いちばんは熊本が素晴らしかった。
選手たちは決めると思ってショットを打っている。打つ直前ではなく過程での問題だと思う。
開幕節2試合はいろんな感情があったヴェルカのHCとしての責任を持って戦った
秋田で育ててもらった前田HCの奥様が急逝された想いもあった。
次節の香川についてヴェルカの方向性は変わらない。
自分たちがするべきことを貫き通して戦いたい
フィジカル・スキル・メンタルでB2でできることとできない部分がわかった。
ヴェルカのスタイルはチーム全員が必要。ステップアップをしていかなければならない。
体現させることで勝ちにつながる。

長崎のスタイルとは
DFでフルコートでOFで全員で走ったりすること一つ一つでハードに
アグレッシブにスピーディーに展開していくこと。
イノベイティブにやっていくこと。
どの選手でも複数のポジションをこなせるようになる

アウェイの洗礼はアリーナの雰囲気などを感じた。
気持ちを持ってバスケットを体現することが洗礼を跳ね返す力になるのではないか
チームとして戦うために全員必要
香川戦についてはスタメンなどはこれから考える。
ひとつひとつのこだわりをもってやっていく。

長崎 マット・ボンズ選手
ハードなゲームだった。
B2で戦うために学ぶためのゲームだったと思う
こういった試合も増えてくると思う。

試合後に監督・選手に話したことは?
接戦の場面での判断と経験から学んでいくこと。
ポジティブな気持ちで試合通してできていたと思う。
次の香川戦に向けては分析もあるがヴェルカスタイルを作り上げる集中して戦っていきたい。
エナジーを持ち続けることとタフネスも持つこと。
ヴェルカスタイルの現在地は多くの場面で体現できている
ヴェルカスタイルの体現していくことで勝ちへ繋げたい。
ブースターにはハードに走り回っていることを見てほしい。

熊本 遠山向人HC
長崎は素晴らしいハードワークをするチーム
その中で勝てたことは嬉しい。
一つずつ課題をクリアしていきたい。
トランジションDFが課題だった(31失点)
OFは相手のプレッシャーに対して滞る部分があったところをエントリーの部分で修正した
きのうよりはハードワークできた。選手は何をすべきか理解していたが開幕戦という雰囲気などもあった。
ひとりではなくチーム全体で作るべきと思っていた
きのうの試合がPOに近いゲームだった。強度の高いチームに勝てたことが大きい。
やられ方が共通認識できた部分では現時点では満足
改善ができている。
ターンオーバーからの失点を8点に抑えようという課題を出していた。
ゲームとしては落としてもしょうがなかった。
ポジティブなエナジーを持っていたからこそ勝てた。

基本はチームとして連動してプレイしたい。

長崎について
外国籍3人のハードワークは恐ろしい。
今季のB2について
混戦になるのではないか
基本的には昨季のイメージだと40分のハードワークの耐えうるチームが見当たらない。

熊本 山本翔太選手
きょうはきのう負けたのもあって一丸となって勝とうと思って戦った。
3Qの3P3本について
前半谷口・田渡から自分のタイミングで打っていいとアドバイスを受けた
チームの雰囲気が悪かったら自分から引っ張っていこうと思った。

熊本 本村亮輔選手
きのう開幕戦で負けてきょうのミーティングでも菅澤選手が長崎所属だったのもあった思い入れがあった。
課題の残る試合だった。
たくさんのブースターの前で勝てたのは大きい。
きのうはOFが機能できなかった部分にDFにも影響が出てしまった
きょうは5人全員が戻る
ハーフコートのDFもプレッシャーをかけたられたと思う。
ウッドベリーが孤立する場面があるのをチーム全員がカバーする
勝負どころでないところで日本人選手で得点しなければならない
3Qウッドベリー自身から交代の相談もあった。
きょうの3Qの状況だと厳しいかなと思う。
変化が見られたところはDFマクリーンが高い位置からDFすることで助けられた
開幕節を振り返ってきのう負けた重さ・責任を感じた。
磯野。山本がコミュニケーションを取れなかった時があったところをHCなどに伝えられるようにした。
今年のチームの団結力がすごい。
簡単に崩れるチームではない。バスケの質に対してこだわりを持っていきたい。
長崎に対して1勝1敗について正直2連勝できた開幕節だった
長崎はDFも素晴らしいチームだなと思った。
自分たちも戦えるなと実感した。

熊本 磯野寛晃選手
きょうは最後まで我慢できた試合だったと思う
相手のトランジションを止めること
ファウルをしないことを心掛けた。
ウイング陣がOFリバウンドを取ることに加えてDFに戻る意識をした。
OFを振り返ってレイアップを外して少し冷静になってしっかり考えながらやっていかねばならない
誰が出ても変わらないDF・ルーズボールなど強度を持って共通認識を持って戦いたい。

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