大人目線で危険を排除した先にある未来。
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大人目線で危険を排除した先にある未来。

先日、今となっては珍しい公園を見つけ、思わず携帯のシャッターを切りました。

公園

私が子どもの頃にはいたって普通の公園ですが、最近はこのような光景を見ることは少なくなってきました。
皆さんもなんとなくお気づきではないでしょうか?

この公園には「危険」が沢山あります。
手前の遊具も子どもが落ちたらケガをする危険があります。
画像の角度で見えづらいですが、奥にジャングルジムも設置してあります。
実は、これらの遊具は公園からもの凄い勢いで消えています。

都市公園などの遊具の推移

国土交通省の調査結果の中から平成10年から平成25年の間に「減少している遊具上位3つ」と「増加している遊具上位3つ」を抽出してみました。

減少している遊具(平成10年を100%とした場合)
1位 ゆりかご型ブランコ:13%減
2位 吊り輪:37%減
3位 回転塔:50%減

子どもの頃には回転灯にしがみついて振り回され、怪我した記憶があります。まぁ、いまでは良い想い出ですが。

増加している遊具(平成10年を100%とした場合)
健康器具:463%
複合遊具(銅製):211%
スプリング遊具:208%

といった結果になりました。
木製の遊具は腐敗による折れなどの安全面とその修繕にかかる費用などから姿を消したのでしょうか?

また、最近ではボールの使用を禁止している公園も増えています。
怪我や心臓振盪などのリスク等も考えると、みんなが気持ちよく楽しむためにはやむをえないのかもしれません。

実際、私が仙台市に問い合わせたところ申請をすればボールの使用が認められる公園もあるようですが、その数はかなり限られていました。

都市公園などの面積と個所数の推移

話しは少しそれますが、「最近は子どもの遊ぶ場が減って・・・」といった声を聞く機会が多くなったように感じ、こちらも国土交通省に問合せてみました。参考にしたデータは都市公園に限ったものですので、身近な空き地や自然は考慮されてはいませんが、昭和35年と比較して

箇所数:101,233箇所増加
面積:108,451㎡増加
一人当たり面積:10.2㎡/人増加
と大幅に増加しています。

まとめ

・公園の遊具は「安全な金属の塊」が増えている。
・ボールの使用が禁止されている公園が増えている。
・子ども達の遊びの場は都市公園に限って言えば増えている。
・身近な公園の数は増えているが、質が大きく変わってきているようです。

勿論、子ども達の不慮の事故やケガはあってはならないものですが、それを防ぐために大人目線で危険を排除することは、子ども達の「運動能力の向上」や「危険察知能力」を養う機会を奪っているようにも感じます。

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