【みその果樹園のビニールかけ】、【カトリックとブルゴーニュ、プロテスタントとボルドー】
東京は今日も37度!連日暑い日が続きますね。
みその果樹園での作業は恐る恐る、休み休み、たまにアイスを食べながら行っております!
◆ 試行錯誤のビニール掛け
6月は樹勢が強く、副梢もどんどん出てきて全く作業が追いつかず、「どうしよう!どうしよう!」といった状況でしたが、なんとかそんな時期を乗り越え、現在はビニール掛けの真っ最中です。今年の東京は雨が少ないのがまだ救いで、なんとか作業が追いついている???状況です。
少ない人数で限られた週末時間でこなすのは、なかなか大変です。
しかし、新たにマキタのバリカンを購入し、作業が一気に早くなりました!
ビニール掛けも昨年よりパワーアップ。より無駄の無いように、更に長く使えるように、効率もよく、試行錯誤しながら様式をオーナーが考えました。(まだ、満足していないようなので、来年さらにパワーアップしそうです!笑!)
私は非力ですし、立体的に何かを組み立てる事はとても苦手な分野なので、「
やりたくありません」と言ったら、却下されました…。
しかし、苦手なことも(強制的に)やらされることなんて、この年になると
なかなかないので、イヤイヤやっています。そして、やっているうちに
面白くなるものなのです。
委託醸造先にも行って昨年ヴィンテージのワインも試飲してきました!只今、絶賛瓶詰め中です。瓶詰め後の熟成でも変化しますので引き続き経過観察し、リリース時を決定していくとは思いますが、今のところいい感じの味筋です。まずは一安心、ご期待ください!
◆ カトリックとブルゴーニュ、プロテスタントとボルドー
さて、こちらはお店でお配りしている読み物シリーズ。
noteでも引き続き、シェアいたします。
ヨーロッパのワイナリー説明でよく出てくる【修道院】というワード。なんとなく聞き流していましたが、宗教との関わりも気になっていたので、調べてみました!
まずは宗教について。キリスト教は西方教会と東方教会(現・正教会)に分裂、西方教会が【カトリック】となり、ルターによる宗教革命で【プロテスタント】が分裂。
【カトリック】はシトー派やクリュニー派などありますが、それぞれが王侯貴族や有力者からの支持を得て葡萄畑の寄贈を受けます。ミサでワインが使われたり、巡礼者をおもてなしする為、もともと自給自足をしていた修道院ではワイン作りが発展していきました。さらに、修道士が増え、暖簾分けのような形で各地に修道院が作られ、農業や醸造技術が広まります。【カトリック】はブルゴーニュ、フランス南部、イタリアやスペインまで広がります。【修道院】は現在のワイナリーの成り立ちに大きく関わっていることがわかりました。
かたや、【プロテスタント】であるイングランド、当時の国王になる王子がボルドー地方を統治する公女と結婚します。このことにより、ボルドーはイングランドの領土となります。港町でもあり美味しいワインもある事で注目されたボルドーは繁栄してゆきます。戦争によりボルドーはフランス領となりますが、イングランドの貴族により再び所有され、引き続きボルドーワインはイングランドで愛飲されます。ボルドーはイギリスの大きなバックアップが現在の不動の地位と関わっていることがわかりました。(2023/07/05 配り物より)
◆ ここ最近思うこと
積み重ね!
結局、コレなのではないかと。
有事の時、ぶれそうな時、忙しい時、ペロリと出てくる「積み重ね」。
積み重ねた筋肉組織、染みついた習慣、対話を重ねて築いた人間関係は
そう簡単には崩れません。
とある巨匠の最新映画を見て、思ったことでしたー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?