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第3金曜日の角打ち、チリのナチュール、オレンジワインおさらい、巻きひげ取り

2022年のワインの売り方改革①として今月から始める角打ち、その準備と妄想をしなくてはいけないのですが、備品が明日揃うので、それまで妄想すらできず…。

ワインの入荷も今日の夕方から。プライスカードも作ったし、ウェブの更新もしないといけないけど、それは早朝に家でやるのがルーティンなので、お店で更新するのは気が進まない。

ポッカリ空いたこの時間で、今、noteを更新しております。

少し溜まっていた読み物と1月末に行った畑作業をアップデイトします。

Test Table -月1回の角打ちの日-

毎月第3金曜日は【Tast Table | テストテーブル】として、ワインの飲み比べや食との相性etc、ワインを様々な角度から楽しめる実験場のような形で
【角打ち】を行なってゆくことにしました。ワインの奥深さを気軽に知って、もっと楽しめるように、いろんなことに挑戦してみる場です。

***2月のテスト テーブル
日時:2月18日(金)2 -9pm (ラストオーダー8pm)
※毎月第3金曜日は上記を営業時間とさせていただきます。
お買い物だけでもご利用いただけます。

参加費:¥500(ツマミ付き)
ワイン:ビアンカーラ飲み比べ、いろんなワイン単体で開けます。
フード:店頭販売のものを+¥100でお召し上がりいただけます。

ドアを開けたり閉めたりしつつの営業となります。ご来店の際は暖かい服装でお越しくださいませ。

チリのナチュラルワインとその背景 - published in 25 Jan 2022 -

年末にチリのナチュラルワインを仕入れました。そのワインはリッター瓶に詰められるものがあったり、樹齢が100年以上だったり…。味わいは滋味深さと太陽による明るさが混在した感じ。他の地域にはない、独自の味わいにワクワクします!
ヨーロッパで樹齢100年以上の樹がほぼないのは、害虫【フィロキセラ】により絶滅してしまったからです。さらに、フィロキセラ後の接木をしたとしても病気によりダメになってしまう樹もたくさんあります。しかし、チリでは約300年前にスペイン人宣教師により持ち込まれてから、乾燥しているので病気も少なく、フィロキセラにも無縁。必要最低限の農薬の使用だけで自根100〜200年の樹が残っているのです。
チリでリッター瓶に入れられるワインは【ピペーニョ】と呼びます。これは「樽(pipa)」から派生しており、チリでは伝統的に大きな開放樽で醸造、仕上がったワインは樽から直接瓶に測り売りされていたことが名前の由来になっているそうです。また、この単語には「農民が造るワイン」の意味もあるそうです。
こんなユニークなチリに魅了された人々が古い樹からナチュラルにワインを造り、ムーヴメントになったのが2013-14年。当時、日本にはそこまで定着しなかったものの、現在また輸入が始まりました。一つの選択肢として選んでみるのも楽しそうですね。

オレンジワインのおさらい - published in 18 Feb 2022 -

最近、以前にも増して『オレンジワインありますか?」のお声をいただきます。
そこで【おさらい&相性の良い食事】を改めてご紹介してゆきます!


◉ オレンジワインとは?
白葡萄を用いて皮や種と共に発酵したワイン。(赤ワインと同じ醸造方法)
※白ワインは果汁だけを発酵します。


◉ なんでオレンジワインって呼ぶの?
ワインの色がオレンジ色だから。白葡萄を皮や種と一緒に醸す事で皮の要素を得るため、白ワインより色が濃くなります。もちろん品種の個性が反映されるので、グリ系のように皮が厚ければよりオレンジっぽくなり、シャルドネなどはそこまで色は付きません。同ワインはジョージアでは「アンバーワイン」と呼ばれ、北イタリアでは「この製法で造られるワインはこの地では伝統であるので、新しい呼び方のオレンジワインとは言われたくない」という生産者が多く、呼び方は統一されていません。

◉相性の良い料理は?どう楽しむ?
酸味が低く、タンニンと深みがあるオレンジワインは豚肉や鶏肉、甲殻類とも相性抜群!スパイシーな中華やタイ料理、味噌や醤油を使った日本の発酵食品(漬物もおすすめ!)とも楽しめます。
伝統産地であるジョージアや北イタリア・フリウリ地区のものは深みや情緒があるのでしっかりめの料理と、フランスや豪州などその他の地域のものは明るく軽めのものが多いので、野菜中心の軽めの料理と合う傾向が多いと思います。

巻きひげとり @みその果樹園

剪定の日とは打って変わって、北風ピューピュー、日も差さない曇り空の中、地味な作業【巻きひげ取り】。番線に絡まった古い巻きひげを歯の欠けた鋏で取り除いてゆきます。

なぜこんなことをするのかと言うと、この巻きひげの中に【晩腐病】の原因菌が潜伏しているからだそうです。菌糸の状態で越冬し、梅雨の時期になると胞子が飛散、新梢や果房に感染。収穫直前に発病という…、ヒィーーー!恐ろしい病気です!

ある程度巻きひげを集めて鋏でガシガシ切ってゆきます。垣根はスムーズに作業が進みましたが、今回も棚区画で首と心が折れそうになります。ずーっと上を向いて手を上げての作業、しかもこちらの方が年季の入った巻きひげです。顔は巻きひげのクズだらけ、目にも入るし、常にプチ背伸び状態。小さな区画なのになかなか終わらない。しかも、単純作業なのでちょっと飽きる…。(大変さを伝えたく書いていると、ただの文句に聞こえるかも…。いや、楽しくやっております!)

合間に緩んだ番線を貼り直す作業なども挟んで、その日の作業は終了です。

帰宅後、洗濯を干すために同じ体勢に入ったら、体が拒否反応を示していました!(笑)

次はいよいよ本剪定かな?

体、作っておかないと…!

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