私はこういうのを求めていたんだよ(サイレン~炎のバトルアイランド~)
韓国在住OLです。
つい先日ネットフリックスにて「サイレン~炎のバトルアイランド~」という番組を見ました。
体一つで陣地を奪い合い、最後の1チームになるまで競い合います。
同じ系列ではNetflixのフィジカル100があげられますが、こちらは全員女性であるというのと、初めから最後までチーム戦というのが違いでしょうか。
軽い気持ちで見始めたところ、もうぜんっぜん止まらなくなり、2晩で見終えるほどハマってしまいました。
見終えた今となっては「記憶を消してもう一度みたい・・・」というほど飢えているので、追憶がてらレビューなどを残してみようかと思います。
【番組出演者たち】
警官チームはレスリング選手出身のキム・ヘヨンさん以外全員海洋警察出身です。
軍人チームですが、韓国の軍隊って女性も男性と同じ訓練をするんですよ。(日本も?)もうこの時点で強そう。
その中でもカン・ウンミさんはマジですごくて、707部隊という男性でも全然入れないようなトップクラスの部隊出身らしく・・・なんでも有事の際には真っ先に大将を殺しに行くための訓練を受けている人たちらしく・・・(※真偽不明です)
ケガを理由に退役されてからはユーチューバーやられています。
[追記]
ここの説明、ふんわりしすぎてて良くないかなと思ったので、韓国Wikipediaより説明文引用します。
部隊について
選抜方式など
[追記おわり]
SPチームはリーダーのイ・スリョンさんが史上初女性の大統領警護室、警護員を務めた方です。
他の方も法院保安管理隊という結構なエリート。
てか死ぬために生きる者たちってキャッチフレーズかっこいいな!?
消防士チームのリーダー、キム・ヒョナさんは消防官競技世界大会にて、80人くらい出場したシニア女性部門で金メダルを獲得しています。
それだけでなく、女性として初めて韓国の消防官技術大会に出場してみたり、心肺停止状態から蘇生に成功した職員だけが得られる”ハートセイバー”という称号を持っていたり、模範消防官として表彰されていたり、韓国の女性消防官のパイオニアのような存在みたいです。
あと身長177センチとフィジカルがやばいし、全羅道の方言がかっこよすぎるし結構番組でも主人公級の扱いだったかも。
同じく消防士チームで髪の短いチョン・ミンソンさんも女性初の消防車運転手を任されているなど、男性社会の中で折れずに色んな可能性を導いてきた人たちが勢ぞろいで出てきてるってのがもう熱いよね(出演者みんなそうなんだけど)
スポーツ選手チームはそれぞれ、柔道/カバディ/クライミング/シルム(朝鮮相撲)の国家代表で、柔道のキム・ソンヨンさん至ってはオリンピック金メダリストです。
というかこの競技の選出の仕方のセンス良すぎるのが、接近戦に強い柔道とシルム(朝鮮相撲)、壁を伝って侵入できるクライミング、個人戦で戦ってきた選手を1つのチームにまとめるリーダーのカバディ選手。
全然別競技だけどスポーツマンシップは全員に共通していて、得意分野が全然違う人たちのチームプレイも胸が熱かった。
若干文字数的に私がどこのチームを推しているかバレバレな気がしないでもないなこれ。
脱落形式のリアリティ番組って大体最後人数少なくなってきたあたりからつまらなくなってグダるんですが、最後まで面白さを維持したまま駆け抜けた稀有な番組です。
結末もとっても爽やか。
冒頭で、軽くチーム戦で女性のみが出ている旨をお伝えしましたが、そこにはこんな背景があるそうです。
週刊少年ジャンプじゃなくたって、友情・努力・勝利はやれるぜ!!!(※ド意訳)
なるほど確かに友情・努力・勝利と”ウーマンパワー”とかわざわざウーマンをつける必要がまっっったく感じられない、人間としてのパワーに満ち溢れた番組でした。
女性だけが登場する番組ですが、見てるうちに出演者が全員女性とかそういうの忘れるんですよね。
あんまりそういう番組にであったことがないので、それも珍しい体験でした。
ただ少し残念だったのは、ところどころ安全面でヒヤッとする場面があり、シーズン2では出演者の安全を保障してあげてほしいなと思います。現役の方もいるので・・・消防チームとか・・・
そういえば現役公務員の方はどうやって出演してんだ?と思ってたのですが、制作側から祝日が重なる最大限有休を使わなくて済むスケジュールを提案して、普通に有休使って参加してるそうです。
またギャラも一般公務員の水準に合わせてるとのこと(もっとあげたれよ!!!と思うけどなんか色々あるんだろうな)
最後になりますが、シーズン2の構想はあるものの、成績次第で出るかどうか決まるっぽいので何卒みんなサイレンをよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?