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「異次元」の加速!~つるがシェアサイクルで街ブラ①~

【番外編レポート】
今年3回目の福井訪問は、嶺南れいなん敦賀つるが市!実は、初めて訪れる地で、いつもは北陸方面に向かうときの通過点でした。
今回は、1日目に行った場所のおさらいと、1日目に行けなくてどうしても行きたかった場所を、「つるがシェアサイクル」に乗って自由気ままに堪能してきました!

❚  初体験!「つるがシェアサイクル」

 前日の視察は、あらかじめ車を手配して下さった上、すべての視察先の案内をして頂いたおかげで、とても効率的で楽に移動ができました。にわか雨が降ったかと思えば、急に日差しが強くなったりと、とても気まぐれな天候でしたので、車が大いに役立ちました。

 ただ、視察前から「つるがシェアサイクル」がとても気になってて、晴れたら絶対に乗りたいな~!と思ってました。
 翌日は特に予定を入れず、ゆっくりチェックアウト。ホテルを出ると、やや曇り空でしたが雨は降ってない。

 『これは絶対乗るでしょ!!』

 迷いは微塵みじんもありません・・・。事前にスマホアプリを入れて、クレジットカードを登録していたので、あとは借りたい場所(サイクルポート)の台数を確認して予約すればOK。もちろん、会員登録をしなくても、1日パスを購入すれば使えます。

 市内にサイクルポートが11か所あって、ホテルから一番近い敦賀駅で借りることにしました・・・が、駅のどの辺なのかロータリー付近を探すも見当たらず。たまたま近くで車を誘導されてたガードマンのおじさんに尋ねました。

私:『(地図のアイコンを差して)このシェアサイクルが借りられる場所はどこですか?』
おじさん:『えっ?』
私:(心の声)『もしかして、知られてない・・・?』

 ふと目の前に、偶然軽トラに積み込まれたシェサイクルがあったので、そっちを指差しながら

私:『あの、前にある自転車です!』
おじさん:『(誘導棒で軽トラとは反対の駐輪場を差して)あっち・・・』

 そっけない対応に少々戸惑いつつ、気を取り直して駅駐輪場の端にあるサイクルポートへ。予約していた車体がちょうど帰ってきたばかりで、タイヤに空気を入れたりと整備中のよう。スタッフさんに、使用法を軽く確認していよいよ出発!

 電動自転車はこれが初体験!意外に重量感あるんやねぇ。ペダルに足を乗せ、ひとこぎしてみると・・・恐ろしいほどスッー、と伸びてくぞ!数年前、超小型モビリティ「michimo(ミチモ)」に乗ったときと同じような加速感。(゚д゚)!

 これはクセになりそう。(^^ゞ


❚  鮮やかな朱塗りの大鳥居に圧倒

 まず、前日も訪れた氣比けひ神宮へ。日本三大木造大鳥居として有名で、正保2(1645)年に建立されて以来、敦賀空襲(1945年)の戦火も奇跡的に免れました。まさに敦賀市のシンボルと言っていいでしょう。

 上の写真の大鳥居、朱色がとてもキレイでしょ?実は、風雨や紫外線で劣化したうるしの表面や損傷した部分を補修するために、30年ごとに修繕事業が行われています。最近では、2017年末に終わったばっかりで、まだ鮮やかな朱色です!(塗り替え直後はもっと黒味がかってたようです)

 この30年ごとの修繕には、ちゃんとワケがありまして。漆塗り技術の伝承だけじゃなく、古くなったものを作り替えて、常に若々しくして永遠を保つ常若とこわかの考えに基づいています。伊勢神宮の式年遷宮しきねんせんぐうと同じ発想ですね。

 あと、こちらの鳥居は宮島の厳島神社と同じく両部りょうぶ鳥居」といって、左右の本柱の前後に控え柱を添えて支えています。それぞれの柱は沓石くついしと呼ばれる礎石の上に乗っているだけ。

『これで地震の時、ホントに大丈夫なの?』

って思いますが、実は沓石と柱が完全に固定されていないからこそ、力を分散させて鳥居に伝わる揺れを軽減してくれるんです!これぞ先人からの免震の知恵ですねー。


❚  不思議な湧き水「長命水ちょうめいすい

氣比神宮ホームページより。

 鳥居をくぐって参道を進むと、途中左手に石像の亀が見えます。口からチョロチョロと流れ出るお水、ナント1300年以上前に突然湧き出した「長命水」という地下水。
 水温が一定で、夏は冷たくて冬は温かいんですって。一口飲むと十年寿命が伸びるといわれ、無病息災むびょうそくさい延命長寿えんめいちょうじゅのご利益りやくがある、霊験れいげんあらたかなお水です。

 ちなみに、門前町の和菓子屋さんは、長命水で菓子をつくるんだとか。また、敷地内の神水苑では、入場料を(神水容器一本込み)お支払いすれば、汲むことができます。
 これから一日中、シェアサイクルで動き回るので、ペットボトルに長命水を汲ませて頂こうと思ってたんですが、その前に外拝殿でお参りをしてからと。写真は前日のものですが、千鳥破風ちどりはふ唐破風からはふの屋根を持つ立派で端正なお顔立ちでした。

鳥居とかの写真を夢中で撮ってるうちに、長命水のことをすっかり忘れてしまい・・・気づいた時にはもうチャリに乗ってました。💦

『帰りにもう一度来よう・・・』

そう決意して、次の目的地ヘ···

《つづく》

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