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【3日目 カッパドキア】天は赤い河のほとり ゆかりの地を訪ねて 2020

こんにちは。マティーニです。
聖地巡礼3日目のメインは、マラシャンティア(赤い河)です。

本当は早朝に気球ツアーを予定していたのですが、強風のため中止になりました。冬は強風や悪天候により催行率が2割以下です。確実に気球に乗りたい方は夏〜秋ごろを狙うといいと思います。
(しかし、シーズンになればなるほど料金も跳ね上がります。私が申し込んだオフシーズンで1万8000円、バケーションの時期は相場が3万円な上に申し込みが殺到するので予約を取ることも難しいです。潤沢な予算と余裕を持って申し込んだ方がいいです)

ということで本日はもう一つ予定していたレッドツアーに参加します。
レッドツアーはカッパドキアの比較的近郊を巡るツアーの名称です。おおよそのコースは決まっていますが、旅行代理店によって細かい違いがあります。レッドツアーの中には「クズル・ウルマック川(マラシャンティア)」観光が組み込まれることが多いです。その下心でもってツアーに申し込んだ次第であります。

1日かけてカッパドキアの名所を堪能します。
まずは朝食を食べて英気を養います。

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ビュッフェ形式です。他にも野菜やパン、スープなどがありました。
トルコはチーズの種類が豊富なイメージです。どれも美味しかった。
朝食会場は大きな窓がはめ込まれており、朝のカッパドキアを見渡せます。


9時半頃、ホテル前にツアーバスが到着します。
バスの中には同じレッドツアーの参加者の方が何組かいます。ロシア系の方、中東系の方、イスタンブール在住の方など様々。ロシア語ガイドと英語ガイドの方がいて、それぞれのガイドさんに従って各地を周ります。
以下、訪れた順に番号をつけて記していきます。

①ギョレメ野外博物館

世界遺産です。多くの洞窟が固まっており、中は教会になっています。また、洞窟内の壁にはキリストや弟子たちの絵が色鮮やかに描かれていました。(洞窟内は壁画の保存状態を悪化させないため写真撮影は一切禁止です。中に監視員さんもいました)
ある洞窟の中には人骨が安置されていました。ここではほぼ自由行動だったためガイドさんの説明もなく、一体なんの人骨だったのか未だによく分かりません。

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整備されていて普通の自然公園、という印象です。


洞窟内もほぼ見尽くしてプラプラ散歩していると後ろから何か近寄ってくる…

忍び寄ってきたのは…

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なんと…

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ネコちゃん!

トルコはネコ大国。どこにいてもネコに遭遇します。しかも日本と比べて非常に人懐っこい。写真のネコさんは私の膝に御御足をついてくださいました。ミャアミャアと鳴く声も愛らしく。その場から離れてもずっと追いかけてきてくれました。
(おそらく私から柑橘系のハンドクリームの香りを感知ししため、餌を持っていると勘違いして寄ってきたんだと思います。ネコ側の理由は何であれ幸せでした)

②ギョレメパノラマ

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奇岩群を見下ろせる絶景スポットです。
中央部から右側に見えるのがかの有名な「妖精の煙突」です。
ユーリが「巨大きのこの林みたいだァ」って言ってるところですね。
この高台はフォトスポットにもなっているらしく、手作り感満載のハートのブランコが置いてありみんな座って写真を撮っていました。

このあとは写真がありませんが、

③絨毯工場見学
④昼食ビュッフェ

と続きます。
絨毯工場では一通り作る工程を説明させられたあと、部屋に通されてひたすら絨毯の商談を受けました。無理に買わせられることはありませんでしたがちょっと怖かったです。
昼食は観光客向けの大衆食堂(ビュッフェ)って感じでした。
飲み物は有料と聞いていたで、予めホテルから水を持ってきました。


さて、いよいよ天河の聖地の一つ、赤い河へ向かいます。

⑤クズル・ウルマック
(赤い河、マラシャンティア)

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若干赤く見えないこともない...?
申し訳ありません、私がカメラのフィルター機能を使って赤み増しで撮ったのでそう見えるだけで、いたって普通の河の色でした。

Q.赤い河ってもう赤くならないの?
A.数年に1回ぐらいは赤くなります。
大雨が降り、赤土が削れ、大量に河に流れ込むと赤くなるんだそうです。ただ土地柄、大雨なんて年に一度降るかどうかの頻度なので赤くなることも滅多にない。という話でした。(ガイドさん談)

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ちなみに奥に見える建物がゴンドラ乗り場です。
赤い河のほとりではゴンドラ遊覧やジェットボードなどのアクティビティができるそうです。

なんというか、河は完全に整備されていて周りも建築物だらけだと「聖地」感が若干薄れますね。
私の中のマラシャンティアのイメージは、雄大な大地を切り裂くように悠々と流れる大河...という感じだったので。もちろん場所を選べばそのような景色もみられるんでしょうが、今回はちょっと残念。

⑦アヴァノス陶芸工場

カッパドキアの中心地からほど近いところにあるアヴァノスは、その土地特有の赤土を使った陶芸が有名です。
工場と言いつつも、職人さんたちが生地を作り形を整え色付けする様子は工房といった感じです。

伝統柄の説明を受けていると聞き捨てならない単語が耳に入ってきます。
「こちらはHittiteのデザインです」

ええ、いくら英語が苦手でも聞き逃しませんでしたとも。
どうやらメジャーな陶芸デザインの一つにヒッタイトのものがあるようです。食い入るように模様を鑑賞しました。

工房の最後はお土産コーナー。
「ヒッタイトデザインのものは売られてますか?」と聞いたら案内してくれました。工房で見たものと同じグラス、皿、ワイン壺など。

天河ファンとしてヒッタイトグッズは買わずにはいられない。
値段交渉をしてペアワイングラスを購入しました。

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ペアグラスなんですが(写真は一脚のみ)それぞれ少しだけデザインが違います。
ワインを飲みながら一緒に天河を語りあえる素敵なパートナーと共に使おうと夢見てペアで買いましたが今のところ日の目を見ておりません。

⑧ラクダ岩
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こちらは有名なラクダ岩。にわか雨が降ってきたので少し霞んでます。
拡大して撮影したので実際はこんなに近くありません。想像以上に大きかったですし、遠目で見るだけで近づけません。

ほど近いところにある三姉妹の岩も教えてもらったんですが、いまいちよくわかりませんでした。
そういえば、天河のハディリュイシャラこと「ハッティの三姉妹」は、三姉妹の岩からヒントを得てキャラ作りされたんでしょうか?

⑨ウチヒサール

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ウチヒサール城。中には入らず外から眺めます。


最後の方は淡白な感じでしたが、午後4時頃にレッドツアーが終了しました。ホテルの近くで車を降ろしてもらいます。
以下ツアーの感想。
車で移動できるのは体力的にありがたいです。ただ私側の問題として英語のヒアリング力が低いためガイドさんの説明を理解できなかったという点が辛かったです。日本語ガイドの方も探せばいるんですが、需要が低いため料金もかさみますし、私のような一人ものだとプライベートツアーになるのでより高額になります。どうしても日本語で解説を聴きたい際は、現地での自由行動時、日本語ガイドさんが付いている団体の後ろにこそっとついていくのも……。

今日はまだ体力が残っていたので、近くのレストランへ夜ご飯を食べに行きました。

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牛ステーキです。写真じゃわかりにくいんですが、お肉も大きいし付け合わせの野菜もゴロゴロあるし、かなり食べ応えがありました。場外にはナッツ、チーズ、パンもあります。
お冷なんで文化もありませんからドリンクメニューから「Water」と書かれたものを注文したのですが、まさかの炭酸水。分かりやすいカルチャーショックを受けました。


そのあとは近くのお土産やさんを散策。
日本語が流暢で商売上手な人が多いです。

そのお店の中の一つで見つけちゃいました。

私がアヴァノスの陶芸工場で購入したヒッタイト柄のワイングラスを。

しかも私が値切って購入した価格よりもかなり安い。


ガーン...( ̄◇ ̄;)

「ここの陶芸工場でしか買えない!」と思い込んで勇んで購入しましたが、どうやらヒッタイト柄の陶器は割とメジャーなお土産らしいです。なんなら直売所よりも元値が安いし値段交渉もしやすい。リサーチ不足が招いた結果ですが結構凹みました。

最後にショックを受けながら3日目終了です。後味が悪いですがこれでカッパドキアともさよならです。

今更ですが、天河の聖地巡礼なら地下都市にも行くべきだったのと気づきました。地下都市散策となるとグリーンツアーに参加しないと厳しいです。次回は訪れたいですね。

4日目は本命の聖地、ヒッタイトの首都ハットゥサへ向かいます。

#天は赤い河のほとり #篠原千絵 #トルコ #カッパドキア #海外旅行 #レッドツアー #聖地巡礼 #ヒッタイト

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