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Matra Basti(オイル浣腸)

ネートラタルパナ後は、目を使うことは禁止です。
本も読まず、テレビもダメ。
明るい光を見ることも禁止されています。
なのでやることもなく、部屋のベッドでぼーんやりしているとだんだん眠くなってきます。
ぼやぼやしているうちに20時になっていて、慌ててバスティの準備をします。
私は人に浣腸なんて、されるの初めて!
しかもお医者さんや看護師さんでもなくセラピストさんにしてもらうので、すごく変な感じです。
とりあえず、お尻を出しやすいようにワンピースに着替え。パンツ脱ぐか悩んでいたら、ノックの音が。
部屋に二人のセラピストさんがきてくれました。
「Madam,Basti OK?」「I'm OK.」

パートナーは俺は隣の部屋に行ってるね。と配慮してくれました。(☜ただ見たくないだけかも。。。)

マトラバスティ(小さな浣腸)は、消化管内の乱れたヴァータを正常化するために行われます。約50~120mlの薬用オイルまたはギーを直腸から投与します。

二人のセラピストさん、お部屋でもマントラを唱えてくれます!
それが終わると温かいオイルでお腹を少し押すようにゆっくりゆっくりマッサージしてくれます。
ゆっくり横向きになるように促され、黄色い液体(ターメリック入りのオイルだと思います)の入った、ゴムの管がついている注射器のようなもので浣腸してもらいました。。。(恥)
パンツも穿かしてもらいました。。。
両足をたてて足の下に枕を敷いてもらいました。。。
「Keep 45 minuites! OK?」「OK…」「So, good night!」
バタン!と扉を閉めセラピストさんたちはせわしなく帰っていきました。
その間5分もかかってないような。。。
多分、今日の勤務はこのバスティで終わり。早く帰りたかったんだろうな。。。

このバスティですが、いわゆる浣腸液とは違い、お腹がゴロゴロしたり、トイレに行きたくなったりは全然しませんでした。
多分量も少ないので単純にヴァータドーシャを鎮めるために腸内にオイルを染み込ませるためだけのように感じました。
ネートラタルパナの後なのでスマホや本も読めず、ただただ静寂の中、45分間腸内にオイルを保持する。
そうしていると、直腸がものすごく潤って、ふっくらと柔らかくなるような、今までにない感覚を感じました。(って言うか、内臓まで乾燥してたんかい〜。ってびっくりしました。)

寝そうになりながらも結局1時間オイルを保持して、別にそのまま寝れそうなくらい便意は感じなかったのですが、一応オイル漏らしてしまっては嫌だなと、トイレに行きオイルを排出しました。
全く苦しくもなく(逆を言えばスッキリ感もなく)私のパンチャカルマ(風)体験の初日は終了しました。

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