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ニュージーランドで子育てる

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ロックダウンのさなか、2020年5月に爆誕した息子の育児日記です。ニュージーランドでの子育て、父親としての子育て、海外で家族を作ること。様々な視点を盛り込んでいけたらと思います。… もっと読む
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#男性育休

出産後、妻は女王になり、私はゲリラになった。

身重の妻と暮らしているうちに国がロックダウンになり、毎日一緒に散歩に行くようになった。 冬でも青い西洋芝の公園をぐるりと周り、紅葉した桜を見ながら歩いていると、色々な話が出てくる。会社が潰れるんじゃないかとか、noteでどうやったら小遣い稼げるんだろとか、あとはもちろん、子供が産まれた後の話とか。 思うに、夫婦間でこうやって何気ないコミュニケーションをどれだけ散りばめているかは、子供が産まれた後の生活で発生する問題解決に、決定的な役割を果たすと思う。 NZの産休・育休制

6ヶ月から保育園に入れてよかったこと

長男が生後6ヶ月になるまで、私は育休を取っていた。 父親が6ヶ月間の育休。日本じゃかなり難しいのかもしれないけれど、政府による給与補助があるニュージーランドでは、男性が数ヶ月の育休を取ることは全く珍しくない。 長期間の育休は、取って大正解だった。零歳児は、1日1日どんどん変わる。今ではまるで別人だ。育休を取れたことで最もよかったことは、その変化の全てを目撃できたこと。私はラッキーだった。 保育園に入れることの罪悪感だと?で、6ヶ月経った後、私が仕事に復帰することになった

慣らし保育の後に、とーちゃんの飛行機を見に行きました

見てください、この落ち着き様。 今日は2回目の「慣らし」で、かーちゃんは早朝授乳で疲れきっていたので、私が1時間くらい付き添うつもりでしたが、そんなこと全く問題なし。いや、むしろ保母さんのケリーに抱っこされてご満悦。 ケリーが「1時間くらいなら預かっておくからとーちゃんも羽伸ばしておいでよ」というので、近くの図書館に行ってぼちぼち仕事の勉強を。 復帰まで1ヶ月を切ったものの、ロックダウンした3月末からずっと飛んでいないので、のっけからトレーニングとチェックが山ほど入って

子育てで潰れる理由がわかった気がしたのと、それに対する新米父ちゃんの私の見解

親が子を死なせてしまう悲しい事件を見聞する度、大切な我が子になぜそんな仕打ちができるのだろうと憤る人は多いだろう。私もそうだ。しかし、実際に子育てをしてみてこそわかることもある。 私など、子育て歴にしてたかだか2ヶ月の超若輩者だが、それほど短い経験からですら、子を産み(産むのは妻だが)育てることの労力とそれに伴うストレスの強烈さは、大いに実感することができる。 肉体的な疲労と精神的なストレス夜中に泣き続けられて、睡眠を阻害されることは、確かに辛い。でも、それは主に体力的な