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習い事

おこがましいが、小学生の我が子に習い事をさせたい。
移住を機に、正社員フルタイム勤務ではなくなったので、ようやく子どものために時間を費やすことができるようになったのだから。

日課のようにYouTubeを見ている我が子。
ユーチューバーの創作ダンスを覚えて、楽しそうに披露してくれるすがたを見ると、ダンスを習えばいいじゃん!と思ってしまった。
安直すぎた…

そして、時期を変えてはダンスの体験レッスンに連れて行くこと数回、緊張と不安が強めの我が子に、ダンスの雰囲気が合うわけもなく…。
場に慣れ、友人関係が築ければ大丈夫と思う自分もいるのだが、慣れるまでに苦行を強いるのかと悩む。
ダンスは、家庭や慣れて親しんでいる人の前だから披露できるのであって、本人はユーチューバーの真似を楽しんでいるのだ。
ダンス技術をあげたくなれば、そういう類のYouTubeを自分で見つけだすだろう。今は本家のダンスではなく、ユーチューバーの方々がうちの子のような子ども向けの簡単なダンスを見せてくれて、子は踊れてる感を楽しんでいるのだ。

ということで、しつこくダンスを誘っていた私だが、今後は誘わないと心に決めて、自分の心がぶれないように我が子にも宣言した。
「ごめん、ダンスが上手だったから、無理矢理誘ってごめん。ダンスを私から誘うのはもうやめるね。一緒に来てくれて、ありがとう。」
こんな宣言をしたのだから、さすがにダンスやってみればいいのになんて小言を発することは無くなった(と思う、自意識上では)。

子ども自身から「~がしたい」と積極的な発言があれば、全力で協力したい。しかし、うちの子の場合は、きっかけを与えないと見つけることができないタイプだ。
そこで考えた。
うちの子の性格特性
・緊張と不安が高い/失敗過敏/負けずぎらい
・描画は真似できるが、自分で想像して描くのは苦手と自覚済み
・運動は好きそう、短距離であれば走るのは速い方、持久力はなし
・大勢の前で発言するような活動は抵抗あり

WISCでいう『言語理解』と『ワーキングメモリー』が低めであるうちの子に、演劇や歌劇といった台詞を覚えて緊張する場で披露することは特性上も向いていない。
ということで、雰囲気が優しく大らかで殺伐としていない環境で、且つ集団競技ではないものが良さそうだ。野球やバレーボールのように集団スポーツでは、ミスした際に立ち直りにくそうだと思ったし、集団だからこその無言圧力を勝手に感じて練習を休めなかったりと心労が絶え無さそうと思い、選択肢から消去した。
そんなこんなで、私が思いついた習い事は
スポーツ
(短距離)水泳、陸上短距離、走り高跳びや幅跳び、スキー、スノーボード、ローラースケート、スケートボード、スピードスケート、自転車競技、キッズバイクやカート
ミュージック
ピアノやバイオリン(←発表会が多いイメージで却下)以外の楽器
和太鼓、カホン、ドラム、ギター、ベースあたりが身近かなと。
アート系は、本人も両親も興味が無いので却下。
ということで、運動と音楽から1つずつ選んで習い事をスタートした。
今のところ楽しみに通っているので、ヨシ!!
追加で、自転車は習い事ではなく趣味として始めた。自転車は、大人になると運動音痴となってしまった私でも乗れるし、唯一家族みんなで出来る運動なのではないかと思い、マウンテンバイク家族分を衝動的に購入し、月数回乗っている。子どもが一人で習うのはイヤだが、家族が一緒なら安心して習えるタイプの子にもオススメだ。
(私、学生時代は運動系部活に入っていたくらいには運動できていたのに、今は全く動けないの何でなん)

我が子の興味と得意を見極めて、ハマるものを見つけることができた!!
子が楽しい、上達したいと感じるものを見つけることができて、親としての責務を一つ達成した感に浸っているが、押しつけにならないよう今後も気を付けていかなければならない。

ちなみに、私が言い出しっぺのくせに、習い事の送迎や付き添いにはヒーヒー言っている。
小学生で18~20時まで習い事という状況は、ざらにあるんですね。
保護者がコーチとして指導してくれるようなクラブだと、親の仕事終わりの時間帯から活動開始となるので、こんな時間になるのだろう。
我が子が小学生になるまで知らない世界だった…。
こんなんフルタイム勤務では、送迎が間に合わないじゃないか。
間に合ったとして、夕食作りの時間がないじゃないかーーーー!

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