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平凡な子育て

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母性神話と3歳児神話と母乳神話と…ことごとく神話に逆らった育児をしている

母性神話 良妻賢母の政策を推し進めるために、明治時代の政府によって流布された考え方らしい。男は仕事、女は家事育児といった役割分担の家族戦略。 女性には元から母性本能が備わっており、育児は母親が担当するのは自然で当然。 いやいやいや ちがうちがうちがう 子どもへの愛情は、子育てをする中で育つもの 学生時代に発達心理学で学んだにもかかわらず、産後の私は赤ちゃんを見ながら、少なくとも1か月は「まぁ小さいので理性では守るべき対象として捉えるが、自分の命と引き換えに守れるかと問われる

習い事

おこがましいが、小学生の我が子に習い事をさせたい。 移住を機に、正社員フルタイム勤務ではなくなったので、ようやく子どものために時間を費やすことができるようになったのだから。 日課のようにYouTubeを見ている我が子。 ユーチューバーの創作ダンスを覚えて、楽しそうに披露してくれるすがたを見ると、ダンスを習えばいいじゃん!と思ってしまった。 安直すぎた… そして、時期を変えてはダンスの体験レッスンに連れて行くこと数回、緊張と不安が強めの我が子に、ダンスの雰囲気が合うわけもな

子どもの名付け

★名前に使われる漢字に触れている話です。不快に感じる方は回避をお願いします。 子どもの名前を決める時、何を基準にするのだろうか。 ●命名/名付け辞典 ●姓名判断 ●漢字や意味 ●字画数 ●願いやイメージ ●音の響き 私の場合、音の響きで決めた。 産まれる前日、突然夫が字画を調べだして、漢字が決まった。 人の人生がかかった大事なことだが、そんなもんで良かったのだろうか。 個人的には、姓名判断や字画数は全く気にならない。 意味が不吉な漢字は使おうとは思わない。 産まれてくる

小学生の車送迎を肯定したい

歩けなくなったきっかけ小学1年生に進級する前から、自宅から小学校まで歩く練習をしていたくらいには、登校は徒歩が前提だった。 移住場所の条件に、小中学校が徒歩圏内にあることを挙げていたくらいだ。 誤算が生じたのは、登校初日。 子どもも小学生1日目ということで、それなりに気合いが入っていた。 入学後しばらくは子どもと一緒に登校して見守ろうと、仕事をセーブしていた私より一歩前を歩く子ども。 ランドセルを背負って進む子どもの後ろ姿を見て、のんきに成長を感じていた。 ヒヤッとした

止められない ゆびしゃぶり

いつの間にか、我が子は指しゃぶり歴9年となっている。 子どもの発達を支援することを生業としている私ですが、 我が子の指しゃぶりを止められていないのです。 その理由を以下に挙げる。 乳児期、母乳から人口ミルクに強制変更した罪悪感から 子の不安の強さ 歯科矯正への心構え 親としての未熟さ 1.乳児期、母乳から人口ミルクに強制変更した罪悪感から 大学で受講した発達心理学で知ったフロイトの心理性的発達論。 フロイトは、心の問題を抱えた患者が語る人生の話を聴くなかで、過去の

保育園児から小学生になるとき、親が合わせねばならいこと

子どもが就学するにあたり、生活に変化が生じる。 1.就寝時間 昼寝ありの保育園時代は、就寝22時になってしまっていた。 就学後は21時就寝となった。 起床時間は本人に任せているが、6時半~7時までには起きてくる。 睡眠時間は平均9時間くらいか……少ないなぁ。 もう少し寝かせてやりたいが、うちの子の場合は今のところ体力精神力を維持できているようだ。 2.家を出る時間 会社員共働き時代は、7時30分には出発して保育園に送り、そのまま出勤していた。 病児保育を利用する場合は

ひとりっ子で決定

私は元々子どもをもうけることに葛藤しまくった。 第一子出産以降、この子だけで十二分に幸せをいただいている。 3人家族がしっくりきている感じもする。 なので、1人だけ産んでみるという理性を今も保ち続けているし、今後もそうだ。 子が2~3歳のころ、夫はもう一人いてもかわいいだろうな~と言うこともあった。 その度に、第二子や第三子もこの子と同じくらい育てやすく、かわいいと思えるとは限らないじゃないか! と、夫の見通しを全く持っていないであろう発言は打ち消している。 さすがに子が就学

無痛分娩

出産は無痛分娩を選んだ。 子どもを宿すぞ!と決意してから、無痛分娩が可能な病院を調べた。 家からはかなり遠方ではあったが、無痛分娩歴が長く、麻酔科医が常駐しているところに決めた。 出産時に「麻酔科医が不在で無痛分娩は不可!」となるのは避けたい… 検診を数回受けたところで、「出産時の痛さに対する予期不安が強い、怖い。だから無痛分娩を希望したい。」と産婦人科医に告げた。 すると、無痛分娩を快諾後、妊娠・出産時のトラブルで無痛分娩ができない場合、帝王切開も可能であると返答してく

女性性機能障害なんかなぁ

私が子どもを設けようか悩んでいた理由の一つに、 性行為が怖い・過度に痛いと感じる現象があった。 子どもを『産まないか産む』か以前の問題だ。悩みを抱えていた10年以上前は、調べても女性性機能障害にヒットしなかったと思う。 私の場合は、女性性機能障害のなかでも、性器・骨盤痛/挿入障害に当たるのだと思う。器質的には問題はないらしいので、性交疼痛は心理的な問題なのだと思う。 ”痛いであろう”予期不安が強いために、身体が過緊張になるのかなと自己分析している。 その”痛いだろう”は何

母乳でもミルクでも

子育てしてると「母乳かミルクか」を問われる欄に何度も出会う。 子が小学生になると、ようやく母乳で育てかどうか質問を受けることは少なくなる。 医療現場で働いていた経験があるので、この問いの必要性は理解できる。 ●母乳育児期間が長ければ、母子の密着度は高めであろうことが推測できる。 ●母乳育児であれば、乳児に吸う力があったことが分かる。 などなど 産後1か月間は、子を母乳+ミルクで育てた。 私は母乳信者ではない。 だが、初乳は飲ませることができるのであれば飲ませた方が良いことは

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産まない?産む?

20歳半ばで結婚した。 結婚前、パートナーには「妊娠・出産・育児は怖い、子どもをほしいと思えない」と宣言して了承は得ていた。 結婚を機に転職したため、数年は子どもをもうけずに仕事に専念すると言い訳ができると思いながら過ごしていた。周囲に、「子どもまだ?」なんて聞く人は皆無だったのだが、勝手に身構えていた。 実際は、旦那の方が聞かれていたようだ。すまん。 私が「子どもがほしい」と素直に思えない理由は以下の通り。 ① 性行為が好きではない ② 妊娠という身体の変化に嫌悪感がある