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やり残していたことを、37歳にしてやってみることにした。

今年の取り組みとしてnoteを定期的に書くぞ、と意気込んでみたものの、既に現在1月9日。ここから改めて仕切り直しつつ、ゆるやかに、マイペースに。だが、これが本題ではない。

年始はバタバタとパッキングをし、数ヶ月空ける部屋の整理をした。
そして、1月4日からオーストラリアに来ている。
ブリスベンで友人と合流した後、今はバイロンベイでようやく一人の時間が訪れた。

さて、なぜこんな年始を過ごしているのかというと、ふと「人生でやらないと後悔すること」として、海外で暮らすことが思い浮かんだから。
大学生のときに留学の機会を逃していて、15年ほど社会人を過ごした今も、心残りがあった。

いつかいつかと思っていた中、昨年の夏に母から子宮がん再発の知らせを受けた。厳密には20年前に全摘しているので、膣への転移。幸い初期の発見で3月まで経過観察とのことなので、少なくともそこまでは、大きく病状が悪化することはないだろう。
父の最期を看取った数ヶ月が瞬時に蘇った。ステージ4で胆のうがんが発覚した5年半前。余命2ヶ月と言われながらも、その倍以上頑張ってくれた。その間、私は東京と埼玉、終末期に故郷へ転院させた後は東京と函館とを往復する日々を過ごしていた。

信じたくはないが、もしかしたらここ数年のうちに数ヶ月もまとまって心置きなく日本を離れられるのは、これが最後のチャンスになるかもしれない。杞憂だったら何よりだ。
「いま行かないと絶対に後悔する」と思い、年内に仕事を整理して3ヶ月ほど海外で暮らしてみようと決意した。

心配性な母にようやく渡航を伝えることができたのは、出発3日前の元旦。想定通りあれやこれや言われながらも、決断に至るまでのことや滞在地の状況など、努めて不安要素を潰せるよう丁寧に話をしたら最終的には快く送り出してくれた。

会社にも秋口から調整を始めた。退職も覚悟で上司に申し出たところ、「トキタさんにとって必要な期間なのだと思うので、もう何を言われても驚きません。休職は権利なので。でも、守護神が居ないの寂しいなぁ。」と返ってきて、拍子抜けした。
転職時に入社まで9ヶ月も待ってくれ、時にはスリランカや五島列島からリモートワークをさせてくれた上司は、どこまでも理解があって、私は本当に恵まれている。

こうして一旦休職という形をとり、手持ちの業務は全て手放すことにした。責任者を振り分けて小分けにした業務を、これまた快く引き受けてくれて、「帰ってくる頃には逆に僕らがもっと良い場所にしておくので」と頼もしすぎる言葉をかけてくれた同僚たちにも頭が上がらない。

前職は12年働いて9ヶ月休み、今回は2年働いて3ヶ月休職し。ガッと働いたあと、しっかり休憩を取る。周りの理解と信頼関係があってこそだが、こんなペースでいいのかもしれない。その時々でちょうどいい塩梅を探っていけばいい。

The Farm Byron Bay

そして気の向くままに、元々は丸3ヶ月ニュージーランドで過ごす予定だったところ、ついでに友人の住むオーストラリアに10日間ほど寄ってから向かうことにした。

オセアニアに訪れるのは今回が初。
この貴重な3ヶ月で何を感じられるのか、思考に囚われず、心の向くまま過ごしていきたい。



あなたが人生でやらないと後悔することは何ですか?


「人生でやらないと後悔することは?」(1/52)

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