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【7】Concordia (コンコルディア)

地中海を舞台に交易を通じて、植民地を広げ得点を競っていくボードゲーム。

拡大再生産、エリアマジョリティ、リソースマネジメント。

要素モリモリ重ゲー。
初心者に勧めたい重ゲーとして呼び声高い作品。

ならば今回は、「初心者が遊ぶなら」という視点からレビューしてみたい。

まず、重ゲーとして確かに時間のかかるゲームだが、アクションがシンプルなのでルールとしてのまとまりが良く、覚えることが少なくて済む。インストもしやすい。建設に関してはサマリーもあるからありがたい。

少しずつ領土が広がって、得られる交易品が増えていく感じは「カタン」の拡大みを感じる。


だが、運要素がかなり少ないのでほんとに初心者がこんなガチガチのゲームできるのか?と思った。まぁボドゲ愛好者たちで囲んでやるには問題はないが。


あと、見通しが悪い。
今何点取っているのか、他の人との差はどのくらいなのかが全く分からない。他プレイヤーとのインタラクションはあるのだが、肝心の得点の比較がしづらいのは致命的に感じる。

最近色んなボードゲームを遊んで思うのだが、〇〇点とったら勝ちという勝利条件の方がわかりやすくていいのでは。

得点方法もそれなりにあるから何すればいいんだっけみたいに初心者はなりそう。


と、初心者が遊べる重ゲーかと聞かれたら私だったら「うーん」と悩んでしまう。

だったら無難にカタンをやってほしい。


ここまでやや辛口な評価をしてしまったが、ゲームとしての面白さはかなり高評価。

拡大再生産を感じられるのが何よりいい。
少しずつできることが増えていく感覚は遊んでて気持ちがいい。ワーカーを増やすことで倉庫に空きが出るというシステムも好き。

まだ一度しか遊んでいないのでもう少し繰り返し遊んで改めて評価を見直して、レビュー内容を深めたい。


評価は【7】点。

(運1:9戦略)


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