【2】ウリカイ
フリマアプリでモノを売ったり買ったりして、得点を競うボードゲーム。
競り、ダイスロール。
日本人デザイナー。
テーマが現代的で親近感が湧く。
ゲームシステムは悪くないが、得点バランスが絶妙に調整されていてプレイヤー間であまり差がつかないようになっている。私はこの感覚がどうも好きでない。気持ち悪い。
自分の番の最初に収入があり、そのお金を使って商品を買っていく。買った商品に応じてエンジョイポイント(勝利点)が入る。買った商品はのちに中古品として売り出すことができ、他プレイヤーとの交渉を通じて売り買いをしていく。
突き詰めるとサイコロの出目で勝敗を決める運ゲーであって、運ゲーに色々と別の要素を追加して一見運ゲーに見せない工夫をしているが、よく観察すると運ゲーである。
ダイスロールやら、お金の取り引きといったゲームシステムを採用するならもっとキレがほしい。言ってしまえば、「リスクを負う」ということがこのゲームには必要かなと思う。
あまり得点効率の良くないカードを買ったとしても、それを中古品として他プレイヤーに買ってもらえるのであまり損がない。
クニツィア先生ほどのキレを求めることはしなくても、この手の数字を扱うゲームならキレが欲しい。
あとは、出品中というトークンがチマチマしてて、このトークンを使わない方法が欲しかった。遊びづらい。
テーマ性に期待が持たれるだけに、中身が不釣り合いだったかな。
評価は【2】点。
【運8:2戦術】