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植木鉢が大量

 前回、多肉にハマって何故か植物ではなく鉢が大量にストックされているという話をした。今日はそんな鉢の世界を素人だからこそ語る。

インテリア的に植物を飾りたいと思うと、やっぱりそれに備わるアートな鉢が欲しくなるもの。アスティエ・ド・ヴィラットやアートTOYが好きなこともあり、元々陶器類は好きだった。
食器一つ買うにも無駄に高いものを買ったりするたち。
しかしそれも独り身の恩恵、一人分と思うと高い買い物でもできてしまう。

まず最初に今持ってる鉢を何個か紹介していこうと思う。
何故かたまたま行き着いたのがこの「trigger」というお店。

神戸にあるので実店舗には行けないんですが、サイトを見ると自分が欲しいと思うデザインのものが多くて最近でもよくチェックしてる。
しかしいつ見ても在庫がゼロ。

かっこいいけど、ずしりとした重み

一番最初に手に入れた鉢はこのtriggerでの受注販売に間に合って購入できたんだけど、使い古した焚き火台のように虹色のグラデーションが半分ほどかかったデザインが最高にかっこいいと思う。このステンレスの鉢はなかなかいいお値段がするんだけど、後悔はしてない。

他にも「天」や「TAIJU」も本体のはずの植物そっちのけで、いつか抽選に当たって手に入れたいなと思ってしまうほどのアート性があると思う。

 ちなみにこの世にはみんなの想像する陶器の植木鉢と、二分してプラスチック鉢があり(正確には三分して3Dプリンタで作った鉢もある)、そのデザインをうまく活用したオリジナルのプラスチック鉢で非常に有名なのが「BOTANIZE」。
多分一番最初に行き着くのがこのお店だと思う。

アーティストや漫画家・ブランドとのコラボが話題で、この四角ロゴといいブランディングが非常にうまい。人気のあるものは転売されて高値が付いてしまっていたりするので、こちらもなかなか手に入れづらい状況。
最近はスタンダードなプラスチック鉢なら買える様になってるけど、3,000円程度のお値段がするので、みんなが思っているようなプラスチック製品とはちょっと異なる。

最近、この鉢を一つ手に入れて植え付けてみたんだけど、土を入れていてもかなり軽いからつい持ち上げて眺めてしまう。
その際手が引っかかって落ちない様にしっかり設計されていたり、サイズ感も一人暮らしにはちょうどいいサイズだから、これは単純にいい商品だと思った。
ただ鉢底に穴が空いてなかったり、送料が高かったりするので初心者は注意すべし(結局自分で開けた)。

もう一つ、紹介したいのが荻窪に店舗を構える「芽の巣山」。

元々気になってた丸っぽい姿が可愛い「たけろうポット」や和風なデザインが多い鉢会において角っとしたモダンなフォルムの「N/OH」などを取り扱っていて、サイトはこちらもSOLD OUT状態。
結構更新頻度は多いものの、日曜日の20時になった瞬間にすぐ売り切れてしまうので「何買おうかなぁ」とのんびり眺めてる暇はない。
そんな感じなので、ネットで買えたことはないが定期的に店舗でイベントを行っているので、それに並んでようやく買うことができた。

左がN/OH、右がたけろうぽっと

このようにカッコいい作家鉢は欲しいなぁと思ったときにはほぼ手に入らないので、いまこの瞬間の買える時に買うしか無い。
そんなことをしてると危険が生じる。

このようになぜ鉢ばかり増えてしまうのはお察しの通り
・限定商品や需要的に手に入らないので、買える機会に買わざるを得ない
・いざ植物を買おうとなると、適切なサイズの鉢がなくて困る(だから先に買っておこう)

という意味不明な現象が起きてしまうからである。いまいち初心者だから植物と鉢のサイズ感がわからんというのもあるんだけど、黒い鉢ばっか増えがちってのもあるな。

また大体こう言った作家鉢の、これまで見てきた中の値段感覚としては、
2号 3,000〜5,000円(けっこう小さいからちょっと使いづらい)
3号 5,000〜10,000円(スタンダードなサイズ、一人暮らしにはちょうどいい)
4号 8,000〜20,000円(アガベとか比較的大きい苗はこっち?)

このようになかなかのお値段がする。
1000円以下で買えるプラ鉢もあるけど、人気があるものはそれすらも手に入りづらいから注意な。

何が言いたいかというと、値段的にどうしても小さいサイズを手に取ってしまうんだけど、あまり使い勝手が良くないので適切なサイズを買わないといけないということ。
そして4号を買うには作家鉢は高い!ということだ。

こういった事情もあって、最近は3Dプリンタで作成された鉢も一つ手に入れてみた。この「Glitch Fablication Lab.」のものは、実際に手にしてみるとプリンタで作られた感がないほど良くできていて、ちょっとびっくりした。

水捌けも良く軽くて使いやすい、落としても大丈夫、値段的にも比較的抑え目(量産しやすいし)と、これだけデザインもしっかりしてれば3Dプリンタ鉢もありだな。

3D鉢とは思えない造形

といったように、鉢自体も魅力的なので植物とのトップスとボトムスのような関係性から増えてしまう理由が理解できたと思う。
鉢に合わせて、もちろん植物の方も増やしたくなってしまうから不思議なもので、成長が遅かったり水やりの頻度が異なったりするから同時進行で育てるぐらいがちょうどいいなと思うんですよね。

ちなみにあんまり高い鉢を買ってしまうと、とっておきの植物を植え付けたかったり、温存意識が湧いて結局鉢単体で置かれたままという現象が今起きてるので、できるだけ買い控えたいところだが購入できるイベントはどんどん増えていくという不条理は起きる。

高い鉢を買って、高い植物を買っても初心者は家の中に置くのはなかなか難しいというジレンマがあるがゆえ、引っ越ししようかなーと考えてしまうのはもう笑えるよね。

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