乃木坂の聖地・神宮へ

アイドルは、おっさん二人の顔を満面の笑みにさせちまう。すごい職業と感じた話をします。

ふと見た友人の顔は見たことがないぐらい満面の笑みだった(自分もそうだったんだと思う)

前回、乃木坂ライブ初参戦が日産スタジアムというデカすぎる会場だったためにチケットを無事ゲットできたんだけど、今回気合を入れて応募して見事手にした友人には感謝しかない。
しかし初めて入る神宮球場に入ってみると、球場にしては意外にちっちゃくまとまっていて、これはメンバーの顔を判別するぐらいはできるかもと期待してしまう。

まあ、見えるわけなかったんだけどね笑

席に着くと、「メンバーが認識できる席ってどんな感じなんだろう?」と二人で上からアリーナ席をはるか遠くのクソ席から羨ましがることしかできない…しかし、ステージはそのはるか先の彼方にあるのだ。

 本編が始まる少し前に恒例の雨が降り始め、しっかりとポンチョを被り万全の準備はする。一つ忘れてしまったのがサイリウムのケア。
欅共和国の時に、ちょっと濡れただけでスーパー接触不良になりライトはつくが時間が経つと赤しか表示しなくなっていくという脆弱さ。
乃木坂はグッズ列に並ぶと3時間コースなので、気軽にサイリウムも買えないからいまだに持っていない。
サイリウムだけ、ビールの売り子さんみたいな販売方法で売ってくれんかね?

今回は夏ツアーということで、前回の集大成ツアーと違って有名曲のオンパレードというよりベースになる曲はありつつ、日程ごとに披露する曲が少しずつ異なっていくスタイル。
初日に参加したんだけど、2日目・3日目のセットリストを考えると配信も見たくなってしまうから、ぜひ止めてくれと言いたい。

外野席にあるメインステージから、キャッチャー側に向かって十字にしっかりとした花道が作られている。スタンドに居ても比較的高さがないので、メンバーが見えそうな気がしなくもないが、サブステージでもきつい。
今回は、スペースがあまりないので、トロッコ無いのかぁと思ってたけど中盤ぐらいでようやく出てきた。
トロッコの方がより近くまで来てくれるので、なんとか願いをかけつつも一瞬、あれは「梅マヨ」かもしれない??が限界。

乃木坂のライブとかは、正直いってしまうとメンバーがしっかり整列して曲を魅せるというのをやらなくてもいいと思ってて、それよりメンバー数を活かして色んなところにアイドルがいる、近くに来てる!といった体験の方が満足度がずっと高かったりする。
櫻坂とかはその真逆で、フォーメーションで魅せていくのが強みだからメインステージが見えないとほんと辛い。

しかしこの神宮ライブの1週間前にサマソニに行っていたので、なぜかよくわからない比較をしてしまうことがあるんだけど、ロックの音ってやっぱり最高だなって思いつつ、アイドルとロックの違いはあれど坂道ぐらいの大箱でやるライブって規制が強めで窮屈だよなとか感じてた。

見てる人は音楽に乗ることもなく地蔵、タオルを掲げることもできない、あんまりはしゃぎすぎると迷惑扱いされるなど、ひたすらオートマチックにペンライトを振るだけの獣と化す。
アリーナにいると、もうちょっとメンバーが近くにやってきたりして反応が違うかも知らんけど、遠くから見てると一体自分が何をしてるのかわからなくなる時がある。

そんな周りがおとなしい中、フロートが見える範囲に近づいてきたら誰が乗ってるのかわからんけど手を振ってみる、全然見えないけどアピールする。もはやレスがあったのかも何も判断できないから、とりあえずこっちの方向に手を振ってくれたという勘違いで満足するものとする。
迷惑をかけない程度で音に乗って、メンバーに反応するを楽しむ。

やっぱり、メンバーとのコミュニケーションがある席にいるとアイドルライブは面白さが増すのだ(コミュニケーションは取れてない)

アンコールが始まると
「メンバーがみんなの近くに行っちゃいますよぉ!!」

という誰もが期待してしまう掛け声が起こる。
いやいや、どうせスタンド席には関係ないでしょ。おんなじ値段払ってんですけどね、来ないでしょ。
だって日産の時なんて、そういってカケラも見えなかったじゃん・・・来たとしても不人気メンバーでしょ。


なんて思ってたんですが、

急に目の前の通路に「飛鳥ちゃん、きたーーーーーーーーーー‼️」


5席ぐらい前に通路があったんですが、そこをフロートでゆっくり移動してくれてるんですよね。まじか。
友人は飛鳥ちゃん推しなので、「ここがタオルの使い所ですよ!」って話したんですがアピールせず、ふと隣も同推しでいつの間にか飛鳥ちゃん推しに囲まれていたんだ🫢
5mぐらいの近くで見れるとは思っていなかったので、珍しくテンション上がってたんですが、その御大飛鳥ちゃんの後ろにもメンバーがいたんですよね。


いや、

まさか、、、

我が推しメンやん。遠藤さくらやん。こそっと後ろにいるの。。。
目を疑ったわ。
まさか、齋藤飛鳥と一緒に遠藤さくらいると思わんやん。
no.1と2が一緒に行動すると思わんやん。

みたいな思考になってました。

こうして私は、冒頭の"ほっくほく"顔になって神宮を後にしたのでした。
いや、その後逆側から来たのは、カッキーと山Pだったのは補足しておく。

そんなこんなで日産のまるで何も見えない状況に比べると、次のステップとしてメンバーに反応できる位置まで歩みを進めたというのは大きかったかもしれない。
もう一段、乃木坂ライブの楽しさを知れたわけだからね。

欅坂が好きで、はじめて握手に行った時も同じことを思ったんだけど、出会ってしまうと「また会いたい」「もっと会いたい」って思ってしまってからのアイドル沼。

ここ最近は握手会も存在しないので、こうやってライブで近くで見れたのは本当に奇跡的なラッキーで、当初のクソ席と笑っていたチケットが終演間際で一瞬の煌めきを見せることになるとは誰が思っただろうか。

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