自分用に最適化されたオススメに生きる僕達は。
最近、Instagramの検索ページを見るとゴールデンレトリバーやコッカーばかりが表示されるようになってしまった。
YouTubeを見るとこっちはなんと「ひろゆき」ばかりだ笑
今の僕らはインターネットを介して、自分の好きなものより深く知り、思う存分楽しむことができる。
だけどその検索の海の中で、自分の好きなものだけがセレクトされる世界に閉じ込められているとも言える。
Instagram然り、YouTube、Amazonもそうだ。
自分の好きなものと近しいものを探しやすくはなったが、それってあくまでおんなじコンテンツが使い回されているだけで、知らない新しいものが発見できるかというとそうではない。
僕自身はオタク気質な一方、自分の世界だけに閉じこもりたくないタチなので、あまりに閉じた海にいると苦しくなる。
そこで打開策として一つとして考えたのが、前にも記事を書いた流行りに乗っかるという方法だ。
これはマイノリティにあえて流されることで、自分の知らない世界を見るというもので、流行りは値段が安価になるというメリットもある。だから積極的に(わかりやすい例えとして)タピオカを飲む。
そこで僕はシンプルにミルクティー自体の味が好きになりました。
それ以外にも、海外旅行になると行きたい場所の候補がいくつも浮かぶのだが、国内になると行きたい場所が一切見つからない。そんな時は友人でも、マッチングアプリで出会った相手でも何でもいいから、良かった旅行先を聞くことにしてる。
これは話を聞く以外に、自分の価値以外の他人の観点から情報を聞き出すという側面もある。
こんなだから、友人や知り合いに「何かおすすめある?」と聞くことが必然と多くなってくるんだけど、最近はあまり答えに歯切れがないことが多い気がする(単純に嫌われているという可能性は置いておこう)。
むかしと違って共通の話題が無くなってきて、お互いわかりあうことができない、だからそもそも話すことすらしない。という分断が起きているのかもしれないと勝手に考える。うーん、聞き出すのも難しいものだ。
まぁ、それは自分にもよく当てはまっていて昔からnoteなんかでもオススメして、反応が返ってきたことがない。自分自身が1番独りよがりになっているんだろうね。自分レコメンドエンジンの精度は低い。
閑話休題
さて、またインナーの話になってしまったので戻します。
よく服屋さんに行くと大体自分の買いたいものや好きなものが決まってるんだけど、女性の店員さんとかは試着してるときに「これもどうですか?」とセットアップで無理矢理着せてくることがある。
(パンツ履いてると、靴も履け、ジャケットも羽織れと持ってくるやつですね。)
こういうのも、最近は断らずに極力乗っかるようにしています。
これも同様の理由で、自分が選ばなかった良いものを発見することができる可能性があるからで、特に服は着てみると意外にいいね!ってものが多い。
この感覚はきっと服以外でも同じなんだと思う。
やってみると意外にいいね👍というものがたくさんありそう。
みんなは、こんなふうに自分の好きなものに閉じ込められてはいないだろうか。いや閉じ込められることが悪いことじゃないんだけど、最近窮屈に感じることがある。(そもそもフィジカル的に籠っているという問題もあるが...)
実は誰かから無理矢理押し付けられてやってみたことが、いきなり自分の琴線にハマることがあったり、アドバイスではないが客観的なレコメンドが発見を生み出すのは面白くもあるよね。
こういったレコメンドの罠に陥らず、何か新しい世界に触れるための違った軸のレコメンドを手に入れることも、今の世界は必要なのかもしれないですね。
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