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日めくりアルバムチャレンジ #2 『メロンコリーそして終りのない悲しみ』

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the Smashing Pumpkins 『メロンコリーそして終りのない悲しみ』

 アメリカではグランジの熱が収まり始め、ヘヴィロックとミクスチャーにトレンドが移行し始めた時期だと思う。前回のOasisから洋楽に目覚めた僕はグランジは通過せず、Brit Popからシーンに飛び込んだ。そんな僕の中には、UKとUSという世界しかなかった。
ただその頃、暴力的で騒音のようなUSバンドの音は自分には耳障りで、完全にUK派を気取っていたものだ。

 「tonight,tonight」のビデオを見て、その美しくファンタジックな世界観とビリー・コーガンのユニークな声に魅せられてしまった僕は、そのままバンドのファンになったのだがグランジやオルタネイティヴがなんだかよくわかっておらず、Nirvanaも最近まで聴いたことなかった。
US=ラウド、UK=暗くて美旋律の印象があった自分はスマパンはずっとUKのバンドだと思っていたくらいだったから、はじめて好きになったアメリカのバンドがスマパンになる。

 その頃は2枚組のCDなんて買ったことがなく、PSのソフトみたいな太っといケースに裏表でCDが入っていたのを思い出す。
オープニングのピアノも大好きで、専門学校のときの課題も好きなスコアがなかったから、この曲を先生にわざわざ譜面化してもらって弾いた。

 実はZwanのツアーでビリーやチェンバレンに、Perfect Circleでイハに会うことができたのは自分にとっては嬉しい思い出で。LIVEなどで大好きな「tonight,tonight」がメタル化されているのを観ると悲しく思ったりもするのだが、プロレスをやろうとも太ったとしても結局ビリーの歌声には魅了されてしまうのである。


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