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偏頭痛がつらくて眠れない日の日記。

今日は本当にダメな日だ。


ありとあらゆるモノから否定されているような気分に陥っている。


ベッドの上で眉間に皺を寄せてひたすら頭痛に耐える。
排泄の為に身体を起こすのも億劫になってしまい、食事も食べる気力は失せてただただ空腹の物質に成り下がっている。
スマホを見ようにも、画面の光さえ鬱陶しくて長時間は見てられない。


こんな日はもう時間が過ぎ去るのを待つしかないのだが、ひたすら何もしないで目を瞑っているだけだと、痛みしかないこの状態ではネガティブ思考の海に落ちてしまいいいことなぞ何ひとつない。


ベッドから手を伸ばせば届く位置に置いた『頭痛を治すためにやるべき13のこと』と書かれた本に挟まったしおりのページを開く。
ふらふらと読み進めていると『頭痛に効くストレッチをやろう!』と書かれたコラムのページがあった。
「あぁもう、そのストレッチのポーズをするために起き上がることすらできないから辛いんだよ。この本ですら私の病状をわかってくれないのか。


一体どこにこの偏頭痛を理解してくれる人がいるのか。
いや、人でなくて活字でもいい。
活字としてで良いからこの苦しみをわかってくれる人はいないのだろうか。

頭痛に効くストレッチを書いた本はしおりを挟まずにベッドのヘッドボードに乗せた。元気が出たらこの本を棚に戻そう。

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