梅雨に片頭痛、心に鉛雨。
後半はプライベートな話をつらつらと書いているため、100円の有料記事とさせてください。
低気圧や台風による気象変動は、着実に私の精神と肉体を蝕み続けていた。
偏頭痛によって自堕落な生活を余儀なくされていた。
ベッドの上で時間を貪り、いつ痛みが無くなるか分からない鈍痛をひたすら受け続ける。
どんな治療法をしても解決の糸口は見えず、ただただ時間を浪費して身体の変化を待つだけだった。
専門の病院に通ってはいるが治療法としては「頭痛が出たら痛み止めとして薬を飲む」であり、偏頭痛を根本から治療するものではなかった。
どれだけ対策しようと思っても、根本的な解決はすることがない。
そして、ここ数ヶ月で偏頭痛の症状が悪化してきてしまった。
正確な理由は分からないが、加齢により耐久値が減っていること、職場でのストレス、あらゆる欲の欲求不満、生活習慣の乱れ、睡眠障害の併発。
「これだ!」と断言できるものはないが、どれもが積み重なることで重い偏頭痛として今の僕に襲いかかっているのだろう。
とにかく、何かしらの要因で偏頭痛が重くなっていることは確かなのだから、このまま症状を悪化させ続けてしまうと確実に倒れる。
肉体的に不健康で死期が早まるというのもあるが、今現在で心がすり減っていく音も聞こえて来る。
このままだと目の前が真っ暗になってしまう。
倒れたくはないのでなんとかはしたい。
すこしずつでも、なんとか。
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まずは運動をした方がなにかと健康に近づくと思った。
子どもの頃から続けていたプールで泳ぐために近場のジムを登録した。
泳ぐこと自体は好きなので週2回ほどのペースで通っているが、どうしても偏頭痛が発生してしまうとプールに行くことができない。
まずは運動で痩せないと偏頭痛が良くなりそうもないのだが、偏頭痛が良くならないと運動をすることができない。
このネガティブループから抜け出そうとはしているが、地道にゆっくりとプールに行ける回数を増やしつつ継続するのでしかないのであろう。
ただ、プールで泳ぐだけでもたくさんのリフレッシュポイントがあった。
単純な部分で言えば、「プールで泳ぐこと」自体が好きなこと。
いくら身体が熱くなっても水温が冷やしてくれるので運動がしやすいし、汗っかきの僕にとっては快適な環境で運動し続けられる唯一の施設である。
また、子どもの頃から海やプールが好きだったので、もはや本能として水中が好きなのだろう。
僕の母親曰く、「赤ちゃんの頃に身体を洗うとき桶の中にちょっと沈めたらきゃっきゃ笑ってたよ。」とのことだった。
水中に子どもを沈める親もどうかと思うが、それで喜んでいたならそれは僕の本能なのだろう。
こうして努力をしなければならないのも、あらゆるカロリーを変な時間に摂取した積み重ねで肥えたのだ。
同じようにダイエットも地道な継続を続けなければ痩せることはできない。
偏頭痛改善の取っ掛かりを作るためにも継続して頑張っていきたいことのひとつだ。
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運動をすることで肉体の健康は改善することはわかりやすいのだが、やっかいなのは心の健康である。
頭痛外来に通院することで精神的にダメージを食らったのは、「それなりに高い新薬を試してみたのにも関わらず思ったような効果が生まれなかったこと」だった。
(念のため断っておくが、その新薬は継続することで真価を発揮するものなのでこれからも要経過観察なのだが、少なくとも今の僕にとっては十分な効果が得られていない状態だった。)
金銭という現実的なダメージはもちろんあるが、「最新の医療を使ったとしてもこの偏頭痛は改善されることはないのか」という絶望だった。
朝起きた瞬間に「あぁ、今日は頭痛でキツい日だ……」と悟り、最悪な状態で仕事をする為にモニターの青白い光を浴びてキーボードをタイピングする。
楽しみにしていた友達と遊ぶ予定もキャンセルせざるを得ない日もあった。
頭痛の痛み止めを服用してもなんとか痛みを和らげる程度で根本的な解決をするものではない。
外出するのすら億劫になり、なんとか這いつくばってコンビニへ行きカロリーを貪るか、ウーバーイーツという大変に有難いサービスにお高めの現金を払ってなんとか胃袋に飯を入れる。
日常に頭痛が組み込まれていると、すべてのことが億劫になってしまう。
健康でない状態の肉体は、着実に心も蝕んでゆく。
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