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声優さんに必要なスキルについてのお話。

前回までに、声優さんになる人ってどんな人?のお話をしてみましたが、わたし達が声優さんになった20年前でも、そして今でも必ず素養として言われるのが、

読解力です。

この台本においてこの役はどんな役割があってどんな想いで何を伝えようとしてこのセリフを口にするのか。

このナレーション原稿は何を伝えようとしているのか。

これが読み解けなければ、どんなに声が良くてもどんなに巧みな表現力を持っていても、何の意味もありません。

もちろん自分で読み解く力がなくても、現場でディレクターのダメ出しに瞬時に対応できる器用さがあれば、なんとかなることもあるかもしれませんが、イチから説明しないと出来ない人と、ある程度読み込んで現場に来てくれる人では、収録にかかる時間や手間が変わってきますよね?

あなたがディレクターや監督なら、どっちの人を使いたいですか?

しかし教える仕事をしていると多くの声優志望者が、この読解力が乏しい人が多いと感じます。

言えばわかる生徒さんが多いので、想像力がないわけじゃなさそうなのですが、自分で読み解き、想像し、感じ、味わうという楽しみを知らないのかな?っと思わずにいられないのが現状です。

本を読みましょう。

と、養成所の先生や現場で出会ったディレクター、マネージャーに頻繁に言われた理由が、今になってわかる気がします。

みなさん、最近本は読みましたか?


*今日の美味しいもの*

渋谷 ハヌリ本店
牛カルビ石焼ビビンバ定食(ランチ)


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