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愛とか恋とかの話をしようよ

数日前から、人におすすめされた本を読んでいる。

その本は、エッセイなのか日記なのか、恋愛小説ではないが人を恋しく思う感情について綴られているものなので楽しく読めている。

と同時に、私が語ってそうなことを語っているので、僭越ながら、少しだけ、私も同じような本が書けそうだと思ってしまった。
この夏の日記はあえて、テーマを偏らせずにばらばらと。あえて人と語るほどでもないことをとりあげているけれど、これとは別途、愛とか恋とかについてひたすらな散文を書くのも悪くないという気分になった。
365個くらいは書ける気がするので一年くらい連載できそうです。

私は愛とか恋とか、小さな傷とか、もう会えない人との忘れそうな出来事などを語りあいたい。

30代になり、まわりの人がそのような話を随分としなくなりました。とてもつまらないです。

20代前半の頃、エンタメ会社にいた頃、40代の男性上司が、とても興奮した様子で「今調整している新設のドラマ枠では、恋愛ものなんてやらないからな!」と楽しそうにその企画を語ってくれました。
その時の私は、40代になったら、恋愛作品とかに興味なくなるだろうか…恐怖しかない…と思って上司の話をぼんやりと聞いておりました。
ただの性差に基づく興味の差で、年齢は関係ないのかもしれませんが。

私は愛や恋や、それに近いものをテーマとした作品が、ジャンルとしては一番好きです。一番尊い。
恋愛映画も好きだし、恋愛漫画は数えたことないけど軽く1000冊以上読んでるでしょう。飽きません。

自分は、そういうものに触れていかないと、心の機微みたいなものが枯れてしまい、いつかとりかえしのつかない人間に仕上がってしまうのではと怯えています。

作品も好きですが、身近な誰かから語られる、愛とか恋とかの話を聞いている時間が、とても好きです。惚気話を迷惑がる人の気持ちが理解できません、惚気話も大好きです。誰かが誰かを好ましいと思う、もしくはお相手に幸せをもらっているという気持ちがこの世界に存在していることを噛みしめながら生きていきたいよ。
どうぞ皆様、遠慮なく幸せな気持ちを私に語ってください。

恋愛をしてない人がずいぶん増えて、まわりは推し活の話ばかり。それはそれで幸せなので良いのですが、私がいま摂取したいのはそれではないのです。

ひと夏が終わり、まもなく秋です。そういったことを語るに、ふさわしい季節です。まず私が語れば、誰かが語り返してくれますでしょうか。
それならば語り始めます。



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