マスクとマーラーとフルーツサンドと幽霊？

11月1日
　夫を駅に迎えに行った。
マスクを外さないので、どうしたの？と聞くと
「鼻を会社に忘れて来た」
ドリアン、くさやを買っとけばよかったな。

11月1日
　マーラーの一番を車で聴きながら夜道を走る。
突然、聴こえなくなった。
ボリュームを上げて、すぐ気がつくが時すでに遅し。
ドカーン！と何か爆発したような音が車内を震わせた。
またやってしまった。
あーびっくりした。
びっくりする必要がないほど聴いてるのに。

11月1日
　甘すぎるフルーツサンドのお土産をありがとう。
目がチカチカした。
フルーツが無くなっても生クリームがどっさり残った。
何かつけて食べようと探したが干し柿しかなかった。

11月1日
　真っ暗な道をカーステレオを聴きながら走る。
後部座席からかすかにギーギーと何かが軋む音がする。
誰かいる？
バックミラーをチラッと見る。
誰もいない。
ヒー、アー、、
えーっ！誰っ。
背筋がゾーッとして気がついた。
グレン・グールドのバッハを聴いていたんだ。
何度聴いてもびっくりするな。
お喋りしないで演奏しようね、グールドさん。
そうそうキースさんもね。