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寝る前のメモ。


持続可能なまちの規模と経済活動について、もう少しきちんと理解を進めていきたい。全てがすべて、右肩あがりの社会ではないことを、みんなきっと頭ではわかっているはずなのに、実際の計画に落とし込むのは簡単なことではない。

今後の予測を右上の方角へ伸ばしていいものは、人口でも経済でもなく「幸福度」だと思っていて。何をもって「幸福」とすべきかどうかは、人それぞれでむずかしいのだけれど、その分野で先を走る国々を見ていたら、目指す方向はそれなりに明白なのではないかと思っている。

アリストテレスは小さなコミュニティを賛美したが、それは市民が知り合いになり、さらに互いの性格や能力まで熟知できるからであった。プラトンによる自然の境界が画定する5040人の理想的コミュニティが、すべての人に肉声で話しかけることができ、エコロジカル・デモクラシーにどうしても求められる思慮深い意思決定に、皆が加わることができる最大限なのである。
(中略)
内部と外部の区別は基本的なことであって、なぜならそれは参加を容易にし、居場所、アイデンティティ、共同責任の感覚を掻き立て、経験、現実、深い知識に根ざし、人と場所への愛情を育むからである。
ランドルフ・T・へスター著『エコロジカル・デモクラシー』p251より

アリストテレスの理想的なコミュニティの構成人数は極端かもしれないけれど、意思決定をするうえでは適した規模なのかもしれない。

都市化することを制限しながらも、多様であることを担保するためには、どのような要素が必要なのだろうか。ようやく半分を読み終えた(すべてを理解できているわけではない)この本を、引き続き読み進めていきたい。本書の中で経済学者の「E・F・シューマッハ」の話がちらほら出てきているので、次は「スモール・イズ・ビューティフル」を読んでみようかな。

明日もたのしい1日になりそうです。

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