淡い淡いアワー。
夕方と夜が混ざる、この瞬間の空が好き。
ここのところ数日は、いつもよりも真っ赤に焼けていて、妖しさを感じるほど美しい。空を見上げたときに、遮るものがなにもないこのまちが、わたしのふるさと。
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このまちで、いま、動きはじめようとしていることに対して、前向きなじぶんと待ったをかけるじぶんがいる。
ありがたいお声がけも増えて、いろんな人と知り合って、主体的にまちに関われるようになってきた一方で(それはとてもありがたく、とてもたのしい)、やっぱり、ここはあくまで実践の地だなぁと思っていて。
どこかで得てきたものを、運び込む場所。そこから、新しいものごとを生み出す場所。
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公私ともにいろんなことを引き受けていることは事実だし、いまはそれをたのしんでやっているわけだけど、いまのままだとわたしの知識や経験が枯渇する。そのリミットがだんだん見えてきたような気がしていて。
もちろん、いまの状態で新しい発見がない訳ではないし、日々いろんな学びがある。けれど、けれども。
焦りとまではいかないけれど、なんだか “こなしている” だけのような時間はやっぱりよくなくて。
じぶんに足りていないものを、ちゃんと注いであげたい。
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あなたと同じように、わたしもこの場所にずっといるとは限らない。
でも、こんなに大切にしてもらえる場所を、すこしずつ育んできた居場所を、わたしは手放すことができるのだろうか。
手放すなんて、大げさかもね。この盆地はいつだって懐が深いもの。変な心配はせずに、信じたことを思いっきりやればいい。
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