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寝る前のメモ。


自分の部屋であっても、視点を変えれば新しい発見がある。

ひさしぶりに体調を崩して、今日は1日のほとんどをベッドの上で過ごした。目覚ましをかけずに寝たのはいつぶりなのだろう。(一瞬ヒヤッとしたけれど、お腹をこわしただけなので明日にでも治っていると思う。念のため熱を計ったけれど、35.8度だった。)

ここのところ最近はPC漬けの日々で、今朝は流石に開けるのをためらったので、代わりに本棚を眺めていた。(机の上には、置き場所を失った読みかけか、未開封の本が15冊ほど積み重なっていて、わたしの1日はその本を移動させるところからはじまる。)一番読み進めている本のページをめくろうとしたものの、8時間も寝たのはひさしぶりだったので、頭もぼんやりしていてなかなか活字が入ってこない。諦めたときにふと、いただきもののDVDが目に入った。

昨年、映画祭に招待されてスペインに行ったときに、泊めていただいた監督のお家でいただいたもの。「かめじん」の上映会がたまたま来日と重なって(監督と昔からの友だち)、亀岡にも遊びに来てくれていた。

スペインの田舎町を題材にしたショートフィルムなのだけど、ものがたりが完結しないあたりが(もちろんその中での起承転結はある)、なんだかとてもよかった。明確な終わりがないので、一度で理解しきれないあたりも含めて。

どちらかと言えば、自分と切り離された世界があんまり好きではなくて、映画を観てこなかったほうの人間なのだけど(矛盾して星新一の本は好き)、どこかで起こっている “かもしれない” ちいさな人生のストーリーを描いた作品があることを知らなかっただけだった。長さ的にもちょうど良くて、もっといろいろなショートフィルムを観たい気持ちになっている。(単純)

スペインで教えてもらった、是枝裕和監督の『映画を撮りながら考えたこと』という本も、いまが読みどきなのかもしれない。商業的な部分はあまり興味がないけど、撮影のプロセスを知るのはすごくおもしろそう。

自分が出演するのはもう懲り懲りですが(笑)、映画館のないまちなので、またいつか映画に関するプロジェクトもやってみたい。



なにも食べられない以外は、たまにはこういう日があってもいいな。

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