僕が今になるまで (学生編)

 さて今日は僕が今のバンドをはじめるまでの
どんな生き方をしてきたのか
なんとなく振り返ろうと思う。

でもだいたい同じだと思うみんなと。
福岡で生まれ福岡で育ち
少し厳しいけどやっぱりどこか甘い、現場監督と歯科衛生士の普通の親に育てられた。
うちで唯一特殊なところと言えば父親が男女平等で昭和すぎる人間だった、という所と母親がちょっと過保護でメンヘラくらいだ。

もちろんいいことをしたら褒められ、悪いことをしても自分の中の正義からくるものだったらそこは褒められた。
ただし本当に悪いことをしたら鉄拳制裁、ボコボコで立てなくなるまで、だった。

4歳からバレエを習い踊ることが大好きだった幼少期、その後小学に入りバレエとしての基礎筋力を固めるために水泳を初めるなど本当にストイックなちびバレエダンサー(笑)だった。上手くはなれなかったけどね。
そして4年生頃から塾にも通い始めていた。
そう、バレエでお察しの通り母親はお受験にも力を入れていたのだ。

もちろん従順に大人の言うことを聞くいい子お嬢ちゃんだったので(後に従順すぎて性被害に合うがそれは置いておいて)もちろんお勉強もそつ無くこなし今では考えがつかないほどの私立中学に合格した。が、特待生枠としては受からなかったので泣く泣く私立に行くことを諦め公立の中学に通った。

そして中学に上がるとバレエも勉強も上手くなれないむしろみんなより歩みが遅い自分に腹を立て何もかもをやめた。すると親は運動部に入らないようなお前なんか勉強1点集中じゃ!!と学校と家と塾にしかいく場所を与えられなくなり友達とも遊べなくなっていた。話についていけなくなることがつまらなく感じたのでサボることを覚えた。

塾が終わるのは早くても23:00というこれまた厳しいところにいたのでその時間までサボるとなると自ずと悪い友達や悪い先輩と関わるようになっていた。もちろん学校なんて授業中に脱走する、先生の話を邪魔する、揚げ足を取る、不要物を持ち込む、すぐ人と喧嘩する、などどちらかと言うと嫌な生徒になっていた。

もちろん全てバレるとグーパンチが待っていた。

そしてみんなが気になってるであろう前科はこの辺で1度付いている。

面白いことに施設から出て、ほんのり更生した。
が、付き合いが悪くなったといじめとまでは行かないが嫌がらせを受けていた。まあ元々いじめられっ子?いじられっ子?ではあったけどね。

ただ今と違って屈強鋼メンタルだったので不登校になることは無かった。
でも親は気づいていたんだろう。

ある日、おまえはもっと世界を見てごらんと母親と父親が無理してオーストラリアに短期留学まで行かせてくれた。
いい体験になったと思う。日本から出ようとはもう微塵も思わないけど。

そういえば自らの足でライブハウスに行ったのは
その中学の短期留学直前だった。恐らくみどりとはここで初めましてをしている。忘れもしない、ファッキンクリスマスだ。ちなみにくだらない1日をここで初めてみた。今とは全く違うバンドだが、私はくだらない一日の高値の声にステージに、ギターに完全に落ちたのだ。

そして話は戻り高校は施設でのハンデや授業態度の悪さから自分の持った偏差値とはかけ離れたなんとまあ中途半端な公立高校に通うことになった。
もちろん部活は軽音部に決め、なんと入学式前から部長に挨拶に行く等結構ガチ後輩ムーブしていた。
まあでも代々軽音部は問題児部と呼ばれており
1個上の先輩、そのまた上の先輩、そのさき上の先輩、とみんな段々と不登校になって行くのだった。
例にもれず僕も不登校になった。

理由は些細な家族喧嘩から家庭環境が少しずつ崩れてしまい、屈強メンタルが崩壊してしまった僕は逃げるようにライブハウスやその周りの先輩のバーに出入りするようになり夜中まで遊んでいたので起きられなくなってとうとう高校3年二学期に留年が確定したのだ。
本当にごくごく普通の高校だったのでこんなに変わった子は前代未聞だったらしく手に負えないということで通信への転学と精神科の通院を余儀なくされた。

そして通信なんてほぼ学生じゃないもんだから完全に自由に解き放たれたもんだと勘違いして
ライブハウスにいる頻度はかなり高まったほぼ毎日居たと言っても過言では無い。
そこで出会った19歳の男の子と恋に落ちた。
性の知識がほぼ皆無だった私は間違いを犯してしまい、命をつくってしまった。
相手方の親と大モメに揉めて、堕胎を余儀なくされた。本人にも泣きながら僕の未来があるからおろして欲しいと、そういわれた。
泣く泣く私は自分の子供をあやめる選択をしたのだった。
今でも忘れない、命日は2月8日である。
もうその彼とは音信不通である。
今となっては彼には何もない、むしろごめんなさいという気持ちが大きいかな。

まだ僕は現役JK笑だが、社会人でもある年齢なので学生編はここまでとしようか。

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