RADWIMPSと母とベンジーと
“夏に降り注ぐ雪のようにそれは新しかった”
中学生の夏。
友達と一緒に行ったカラオケが出会いだった。
クラスで1番可愛い子がUVERworldが好きだと言えばそれが流行り、1番大きな声の子が加藤ミリヤが好きだと言えば知らないなんて言えないような空気がそこにはあった。世間がAKBやEXILEを聴いてる中で、1人でスピッツと椎名林檎を聴いてた私は今思い出しても可愛くない。
ジャニーズを尻目に、ただただベンジーに想いを馳せていたのだ。まるでそれ以外の音楽はなんの価値もないかのよ