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【女の子ママ必見!】今生きているのは格闘技のおかげ。わたしの人生を変えた格闘技・恩師との出会い。

こんにちは、アミーです。

私は、小学6年生の頃から空手を始め、
高校1年でキックボクシングを始めました。

今でこそ、女の子が格闘技をやっていてもおかしくない時代ですが当時は女の子が、格闘技をやることに偏見がある人が多かったです。

私の習っていた空手の流派は、
パンチとキックを身体に当ててオッケーで
顔面蹴りもありの本格的なフルコン空手。

流派の中でも特に厳しいと有名な支部に
所属しており、私と先生の娘以外全員男の人。
女の子は入ってきてもすぐにやめてしまう。

身体中痣だらけで怪我や骨折も当たり前。
痛いし、やめたくなる気持ちはわかる😵

先生からは
『そんなパンチじゃ蚊も殺せんわ!!!やる気あんのか!』としょっちゅう怒鳴られ、男の人の前蹴りを顔に喰らって意識がぶっ飛んだことも・・・

男相手に本気で毎日戦ってきたので、
精神は相当強くなりました^^
(それと引き換えに女性らしさは失った。乙)

当時付き合っていた彼氏や男友達には

『女が格闘技とか怖い。身体中痣だらけの女とかちょっとないわ・・・』と言われ、

『あの格闘家のアミーちゃんね。』と覚えられることがほとんど。

女の子にはマイナスイメージの強い格闘技ですが、わたし自身、格闘技のおかげで命を救われた経験がありますので、お話しさせてもらいます^^

空手を始めたキッカケ

当時、家庭環境は最悪。

父親の会社が倒産し多額の借金&浮●←クズ
一緒に住む祖母がギャンブル依存症で●千万円の資産を使い切る
母が借金を返すために朝から晩まで働いていて家にいない

という状況が何年も続いておりました。

家庭環境のせいなのか反抗期がひどい小学生時代で、

・夜8時を過ぎても家に帰らない
・親の染め粉で髪の毛を染める
・学校をサボる
・ピアノ・家庭教師などの習い事に行かない
・喋らないし笑わない

本当に可愛くない子どもで、
ひどいいじめにも遭っていました。

2個下の妹は、
そんな姉を見ているのでとても世渡り上手で、
学校や外では愛想がよく、大人の言うことをしっかり聞くとても良い子。

そんな妹と比べられ、学校の先生から
『あの●●ちゃんのお姉ちゃんなの??妹はあんなに良い子なのに姉の方は出来損ないじゃん。』と言われたり理不尽なことがとても多かったです。

いじめられてることを先生や親には言えない。
誰も味方が居ないし、気づいてもらえない辛い幼少期。

一人でどうすることもできず、
非行に走る→信頼失う→非行に走る→信頼失う

この悪循環を止めることができない10歳の女の子でした。

妹も外でいい顔して我慢している分、家での気性がとても荒い子で怒ると手が付けられなくなり包●を持って暴れたり、

二段ベットの上から顔に向かって飛び蹴りしてきたり、気に入らないことがあるとわたしに暴力を振う子どもでした。

姉妹喧嘩が勃発すると家が傷だらけになるしものは壊れるし、二人ともいつも怪我をしていて母は本当に困り果てていました・・・

そんな時、近所に引っ越してきた家族と仲良くなり、旦那さんが空手の先生をしているという話を聞いて、母が私たち姉妹の日頃の行いを空手の先生に相談をし、空手を習うことになりました。

初めて尊敬する大人に出逢う。恩師との出逢い。

私たち姉妹を見た空手の先生(以下:館長)は私たちのいいところをたくさん褒めてくれました。

母が礼儀だけは本当に厳しい人で、敬語・お礼・謙虚さだけは幼少期から教え込まれていたので、荒れていた当時でも

【今日はありがとうございました】と顔を見て伝えたあと、メールでもお礼を言うことが当たり前にできる子どもでした。

私たちにとって当たり前のことで、
やらないとお母さんに怒られるから・・・
くらいの気持ちでしたが、褒めてもらえて
ととても嬉しかった記憶があります^^

館長は笑顔を忘れたわたしにいつも
『アミー、笑顔!!!』と常日頃から声をかけてくれてましたが

『なにこのおっさん。うざ。』くらいにしか最初は思ってなくて無視したり、あまりにしつこいと足を踏みつけて逃げたりしてましたw

(最後はごめんないさいって言うんだけどね)

中学に入り、強化部活の吹奏楽部にはいり、
校則で眉毛をそることが禁止になっていたのに
眉毛を剃っていたことを顧問に大激怒され、

・楽器を触ることは禁止
・平日は朝1時間、放課後2時間の校内の掃除
・土日も学校にきて8時間学校の掃除をしろ!

と言われて1ヶ月間、掃除三昧。
しかも当時、腕を骨折していて絶対安静だったわたしに・・・

それを聞きつけた館長が激怒。

教育委員会の会長に話をつけてくれて顧問は教育委員会からど叱られ反省文になったそうです。

校長から謝罪の電話もありました。

生意気で歪んだ性格をしていた私のことを色眼鏡で見ず、自分の子どもでもない一人の空手の生徒のためにここまで行動できる人。

こんな人まずいないと思わない???

この一件から館長への尊敬と信頼が爆発し、忠誠心を持つように・・・!

空手の練習の最中に姉妹喧嘩が始まることが多々あり、毎回廊下で正座させられ、説教されていましたが、

学校の先生とは違って愛のある説教で、
私も館長の言うことだけは聞くようになり、
この頃から少しずつ笑顔が出てくるようになりました^^
(今思うと母苦労しただろうな。ごめん。)

中学校の卒業文集の【尊敬する人】の欄に
でっかく【館長!!】と書くくらい館長が大好きでした^^

その後、多少よくないことはしたかもしれないけど、館長の存在のおかげで、そこまで大きく道を外すことはなかったはず。

命の危機!格闘技をやっていて命拾いした出来事

館長が独立し会長になり、キックボクシングジムを始めることになりました。

わたしもそのままついていくことになり、
16歳でキックボクシングをスタート。

当時、プロのキックボクシングの選手と練習しており、毎日死ぬほど練習していました。

(このとき一緒に頑張っていた仲間たちはRIZ●Nに出ていたり今では大きく活躍しています^^)

ある日、フ●テレビの番組でわたしの特集を組みたいから試合に出てほしいというオファーがきました。

雑誌の取材は受けたことあるけど、テレビって全国放送だしプレッシャーが大きくて『絶対無理です。』と断ったけど説得されてしぶしぶ試合に出ることに・・・

やるからには死ぬ気で練習しないと恥をかく。

しかもタイミング悪く、高校の合唱コンクールのピアノ伴奏をやることになっていて、ピアノの練習もしないといけない。

プレッシャーで押し潰されそうなで毎日めちゃくちゃ気が立っていました。

頭の中は試合とピアノのことでいっぱい・・・


そんなある日、事件は起きました。

キックボクシングジムまで走って向かっていたら後ろから車でパッシングされました。

立ち止まっても誰も降りてこない…

また走り出すと、止まっていた車がパッシングしながらこっちに向かってきました。

アミー:えっ?なになに???

パニック状態。

すると、長身の男が車から降りてきて
すごい勢いでこっちに向かって走ってきました。

びっくりして声も出ず、そのまま後ろから羽交い締めにされ車に連れ込まれそうに…!

男はシンナーのような異臭がして、
ハアハア言ってる。様子がおかしい・・・・

普通なら怖がって声を上げるんだけど、

この時の私はプレッシャーとストレスで気がおかしくなっていたので、羽交い締めされた痛みでアドレナリンマックス。

アミー:いてぇな。やめろ!!てめぇぶっ●すぞ!!

みたいな暴言を吐きながら相手を押し倒し→裏拳→右上段回し蹴りで撃退し、脳震盪起こして犯人は気を失いました。

後ろから、『大丈夫かーーー!!』という声がして、サラリーマンの男の人が走ってきた。

そこで初めて『怖い』という感情が湧き出てきて、『もしかしたらサラリーマンもこいつの仲間なんじゃ・・・?』と疑ってしまい、

『大丈夫なんで結構です』と伝えてそのままジムへ向かいました。

その隙に犯人はフラフラしながら車で逃走。

警察を呼ぶべきという考えはなく
【練習に遅刻したくない】ということしか頭になくて普通に練習して、帰りもまた走って帰りました。

この時はまだことの重大さに気づいておらず、
後から身の毛もよだつ真相を聞かされるのです・・・・・

生きててよかった!身の毛がよだつ警察官の一言・・・

家に着いて、寝る寸前に今日のことを思い出し母に今日誘拐されそうになって男を撃退したという話をしたら、

母:あんたなにやってんの!!それ会長に言った?なに呑気に練習して帰ってきてるの?警察に電話するから起きてなさい!!

と当たり前に叱られました。

警察官から、誘拐未遂事件になると言われ
すぐにパトカーが5台きて、検事、刑事、警察が来て事情聴取と現場検証へ。

突然の出来事でボロボロの軽自動車で、身長が180cm以上あったこと以外は、車の色や場所を全く覚えておらず、ナンバーだけでも控えておくべきだったと反省。

犯人をどうやって撃退したのか写真が必要だから再現してほしいと言われ、再現したら警察官たちは全員固まって一瞬、間が・・・

アミー:・・・言い忘れてました。わたし格闘家です。

わたしの一言で警察官たちは大爆笑。

警察官:先に言ってよ!なんか見たことあると思ったら雑誌の取材受けてたよね?
犯人もまさか女の子に返り討ちに遭うなんて思わんよなー!ははは

父親:本当に襲われたのが普通の女の子じゃなくてよかったでうちの娘でよかったです。

おい、心配しろよ親父(心の声)

そんなこんなで最後は笑顔で締めくくりになるかと思いきや、

警察官が衝撃の一言。

警察官:実は隣の駅で同じような事件がありましてね。女の子が車で誘拐されてまだ行方不明なんですよ〜
なにもなくてよかったですねー^^ははは

その一言で、わたしも両親も
一瞬で笑顔がなくなり表情が凍りつきました。

家に帰ってから
『アミーに格闘技やらせておいて本当によかった・・・
笑い事じゃないだろあいつ・・・』
と父親がボソッといってました。

その後、警察から連絡はなくどうなったかはわかっていません。。

【まとめ】自分の身を守れるくらいに護身術は身につけておくべし!

私自身、身を持って危険な経験をしたことで女の子こそ格闘技や護身術を学ぶべきなんじゃないかなって本当に思うんだよね。

まだ娘が産めれる前の話だけど夫に、
『もし女の子が生まれたら絶対に格闘技をやらせたいんだ。』って話をしたことがあって、

夫は人を殴ったことがないし殴られたこともないから当然の答えなんだけど、

『自分の娘があざだらけになって帰ってくる姿は見たくない。俺はやらせたくない。』
って考えだったの。

なんで格闘技をやらせたいか理由を話して、
嫌だっていうなら許可なくやらせるね^^
とだけ伝えた。
あなたに理解されなくてもいい。
そのくらい自分の子供にはやらせたい気持ちが強かった。

今、格闘技界が盛り上がって来て女子格闘技も盛んだし、昔ほど抵抗ある人は少ないかもしれないけどまだまだ理解されない領域だとおもうんだ。

でも、わたしは女の子こそ勧めたい^^

もともと裕福だった家庭が、
大祖母がなくなり、祖母がギャンブル依存症になり、父親の会社が倒産し、家庭崩壊。

親父は浮気三昧のク●←
(今は改心して愛妻家)

性格がどんどん曲がっていき、
家族、友達、先生や周りの大人たちの信頼が
気になくなり、逆シンデレラストーリーのような幼少期を過ごしてきた。

でも、そのキッカケがなかったら格闘技はやっていなかったと思うし、
格闘技をやっていなかったら今、命がなかったかもしれない。

女の子は力も弱いし女の子を狙った事件って山ほどあるじゃん?

【女だから】ってバカにしてくるクソみたいな男って世の中たくさんいるし、
だからこそ自分の身くらい自分で守れないと!っておもう^^

最後まで読んでくれてありがとうございます。

それではまた^^

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