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言葉を知り、ルールを知り、実践することで世界はひらける

いやあ…
1ヵ月以上ぶりに、囲碁クラブに顔を出せた。

そんなペースでしか通っていないもんだから、知識もつかないし上達もしない。
じいちゃんたちの対局を、やさしく解説してもらいながら眺めている。


囲碁をはじめたのは、なんとなくだ。
たまたま近所で見かけて「初心者歓迎」と書いてあったから、興味本位というか。
もし将棋クラブやチェスクラブだったとしても参加していたと思う。

でも囲碁のほうが将棋よりもはじめやすいと感じた。
だって将棋って駒の種類と動き方を覚えなきゃならないでしょ。
囲碁は基本的にはどこに石を置いたってかまわないのだから。

水分でぼやぼやに滲んだ水彩画ぐらい大まかにルールをつかんできたところだけど、囲碁って専門用語も多いのね。

ツケ、ノビ、ハネ、サガリ…お習字かい?と思うものから、コウ、タケフ、ゲタ…なんか麻雀っぽいのもあるし、生き死にとかウッテガエシとか、なんだか戦っぽい雰囲気のものまで。
おもしろいけど、じいちゃんたちの会話はまるで外国語のようだ。解説をしてくれるんだけれども、まるでちんぷんかんぷんである。

さらには定石といわれる、基本的な打ち方のパターンがある。これがいったいいくつあるのかは知らないが、わたしは定石なんてひとつも覚えていないからどれだけハンデをもらってもコテンパンにされてしまう。


数学でもルートとか、サイン・コサイン・タンジェントとか、その言葉の意味を知っていないとひとつもお話がわからないし、三平方の定理だとか、円の面積はπr^2とか、公式みたいなのを覚えていないと問題が解けない。

でも逆に、だからわたしは数学が好きだった。
「数学語」を知って、数学の世界の文法=公式さえ覚えれば、補助線の引き方さえわかれば、鮮やかに答えを導き出せるのだから。


わたしにとって囲碁は数学に似ている。
「囲語」を覚えて、定石といわれる公式を覚えたら、勝てはしなくてもたぶん初心者なりに打てるようにはなる気がしている。

ただ初心者なりにでも打てるようになるためには、対局の場でパッと使える公式が思い浮かぶぐらいに繰り返し練習する必要があるだろう。
つまりテキストを読んで、「はい、この公式を使うんですよ」とお膳立てしてもらった練習問題も楽々解けるようになったうえで、対局という応用問題にやっと食いついていけるようになるのだと思う。

楽しい頭の体操になりそうだ。
転勤になってしまう前に、じいちゃんたちとまともに対局できるようになるといいな。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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