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穏やかさとユーモアを大切に生きたい。美術館50件/年が目標のピアノ弾き。外資コンサル→…

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穏やかさとユーモアを大切に生きたい。美術館50件/年が目標のピアノ弾き。外資コンサル→事業会社のプロジェクトマネジメント

最近の記事

アムステルダム国立美術館 - 修復中の今こそ見たいレンブラント《夜警》

オランダの美の殿堂、アムステルダム国立美術館を訪問しました。約5時間滞在しましたが、広大で見終わらず。 短時間で巡る方は、美術館の顔ともいえる2ndフロア「名誉の間」からの鑑賞をおすすめします。 修復中も無二の輝きを放つ《夜警》 まずは門外不出の至宝、《夜警》レンブラント・ファン・レイン 1642 ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》、ベラスケスの《ラス・メニーナス》と共に、世界三大名画のひとつとも謳われます。 私は展示における額縁の力を信じています。 しかし今回ばかりは、

    • 中世の彩飾写本・コレクターの情熱【国立西洋美術館】

      上野の国立西洋美術館にて 内藤コレクション「写本 - いとも優雅なる中世の小宇宙」を見てきました。 内藤コレクションと美しき1枚物の世界 内藤コレクションは、医学のプロフェショナルである内藤裕史氏(筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授)が、数十年に渡り個人で蒐集された西洋中世の写本零葉のコレクションです。2016年にまとめて国立西洋美術館に寄贈されました。 零葉とは、綴じられていた写本の各ページをばらした1枚物(リーフ)を指します。 活版印刷が世に出る以前、人々が手で書

      • ゴッホとゴーギャンから教養を考えた話

        ゴッホとゴーギャンは私にとってピリッとした感情をもたらす画家である。 なぜなら高校の国語の授業で、「ほら、ゴッホと南仏で共同生活をしたあの画家ですよ。。タヒチの絵といえば誰だか分かるでしょう?」と言う先生の問いにクラスの誰も答えられなかったから。 授業中なぜその話題になったのかは覚えていない。でも、「それくらい教養として知っておくように」という先生の言葉が重く響いたことは覚えている。 それは、40名ほどの生徒たちが約15年の人生で読んだ本や見た映画、触れたストーリーから

        • コンセルトヘボウ、天上からの調べ

          屈指の音響を誇るコンサートホール、アムステルダムのコンセルトヘボウに行ってきました。 演奏はブリュッセルフィル、プログラムはブラームスのヴァイオリン協奏曲op.77とマーラー交響曲第1番(巨人)。 ホルンやクラリネットは、天上から聞こえてくるようなまろやかさ。 弦はタペストリーの絵柄全体と細部の縦糸・横糸が同時に見えるような、非常に繊細で立体的な響き。 打楽器も参戦して音の粒がふっくらまとまり、大きな球体となって座席ごと包み込むような、素晴らしい体験でした。 開演早

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        • ゴッホとゴーギャンから教養を考えた話

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          はじまりはフライトの欠航から

          成田からアムステルダムへのフライトがキャンセルされ、丸1日を空港で過ごしました。 *** 出発予定時刻から4時間後、機材の故障及びフライトのキャンセルが確定。一度出国しているため、再入国手続きに約1時間。 代わりのフライトがあると聞き、ターミナルを移動し待つことさらに4時間。 今度こそと思いきや、人数分の機内食が足りず搭乗できないとのこと。厳しい規則で、食事なしで良いから乗せてほしいという交渉も通りません。振り替え便を待ちながら次善策を探る10組ほどの疲れもピークに。

          はじまりはフライトの欠航から

          はじめてのnote

          はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。 noteをはじめたきっかけ 20年ほど美術館めぐりを続け、捨てられないフライヤーが数百枚。久しぶりに海外の美術館を訪問したことをきっかけに、備忘録を兼ねて記事を残せたらと思いnoteをはじめました。 クラシックコンサートやピアノ、旅についても時々発信してみます。 Who am I? 詳しい自己紹介はまたいつか!

          はじめてのnote