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就活開始

ついに始まってしまった。というより、始めてしまった。
スーツを買って、靴も揃えて、当たり障りのないメイクに他所行きの笑顔。
正直言って性に合わない、合わなさすぎる。

2024年4月の日記。↓

昨日ロンキャリに行ってきた。
正直これ無理だな、と思った。
大前提、怖いし、圧迫感で息が詰まるし、うわ無理だ〜しか出てこないけど、でも何もしてない自分に対して自分はここにいられるような人間ですらないんだと思って”性が合わない”という言葉で必死にそれを正当化しようとしていた部分があったとも思う。

ただ、やっぱり評価されるって怖い、ましてその後で失格という烙印を押されたら、自分はこの社会ではnot enoughな存在なんだと思い知らされたら、、、まあ、就活が性に合う人なんていないし、みんなそれを乗り越えて頑張ってやってるんだよと言われたらそれは何も言い返せないけど、、

そして、一番思ったのは、目をギラギラメラメラさせて就活して、やりがいのあるキャリアを追いかけて、バリバリ働いて、って言うのだけが正解なのかと言うこと。企業は働きがい、活躍できる職場、ワークライフバランスとか色々いうけど、結局、”仕事が(なんだかんだ)プライオリティ”という生き方を是として、そういう環境にフィットして成長できる人材を必要としている。それは企業として当たり前のことだし、社会はそうやって成り立っているから、そこに対して全く異論はないよ、
でも、いい企業に入って活躍しなきゃダメなのか、生きるために生きるんじゃダメなんだろうか、ゆっくり自分のペースで生きていきたいっていうんじゃはダメなのか、、でも働いて食ってかなきゃいけないのに何甘いこと言ってるんだ、別に誰かに何か成し遂げろと直接言われたわけじゃないじゃないか、あれ、?ただ就活が怖いだけなのか、?ん、これは働くこと自体が嫌なのか、?いや、そんなこと言ってられるほど世の中甘くないぞ、🌀🌀🌀

生産性のない混乱と想像の永遠ループ。
就活という画一的で均質的な儀式に自分を測られることへの恐怖も本心だし、それでもやらないといけないのもわかっている、なのに違う道はないのかと逃げ道を本気で探したくなる。

強いていうなら日本の大学にヌルッと入ってヌルッと卒業していたならまた話は違ったのかもしれない。が、海外大学に行かせてもらった以上、目に見えてわかりやすい就職という形でそれなりの結果を出さないと、常になんか頑張ってないと、だらけていい立場じゃないぞという気持ちが常に心のどこかにあるのです。(これも自分が自分に勝手に課したエゴなんだけどね)
それと同時に、競争は嫌いだし、20代で裁量権を持って責任ある仕事を任されるのはそんなに素晴らしいことなのか、有る事無い事取り繕って面接官に認められる努力をしなきゃいけないのか、自分と自分の愛する人たちが幸せに暮らしていればそれじゃダメなのか、とも思ってしまうのです。

今はやりたいことも別にないし、たいしたモチベーションもない、目の前にあることを片付けるので割と精一杯。周りは高い志を持ってそれぞれ力強く進んでいるのに、こんな体たらくな自分に焦る。きっとこれは自分の本質でもあり、逃げでもあるんだろう。

とりあえず、お金は欲しいから働かないといけないので、何がしたいのかじっくり考えて、就活のモチベーションを見つけようと思います。やりたくないことはビジョンとゴールがないとできないからね。

2ヶ月経った今も、基本的なスタンスはあまり変わっていない。
強いて言えば、今はここまで就活というものに対して悲観的ではないということ。

新卒で入る会社なんて今の時代そんなに重要ではないし、就活も人生の全てではない。たとえ就活で全滅しても、非正規雇用で働くことだってできるしフリーランスという道もある。そう思うと、この新卒就活に喰われてしまっては馬鹿らしいとさえ思えてくる。

やはり、こういう時には手段と目的をしっかり思い出したい。
就活や就職はあくまで自分の人生を廻していくための手段であって、就活に成功することが目的ではない。幸い、私は”大手企業に内定すること”自体には価値を感じていないし、無名の会社であっても何かその会社にワクワクする部分があって、ご縁があったならそれに勝ることはないと思っている。

いまだに不安に駆られる夜もあるけれど、その不安に打ち勝つにはやはり行動するしかない。それは自己分析を進めるでも、企業分析を進めるでもなんでも良いのだけれど、”何かした”という事実は、確実に正体のない不安を和らげてくれる。実際に上記の日記を書いた4月も”やらなきゃ、でもやれてない”の繰り返しで、自分にコントロールできない不安が募るばかりだった。


自分のペースで。
26卒のみなさん、一緒に適度に頑張りましょう、。

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