不妊治療したから今がある。

現在の日本には不妊で悩んでいる方々はどのくらいいるのだろうか？日本は不妊で悩む人達は多いようで、6組に１組が不妊治療の経験があるそう。データ的な数字もそうだけど、僕の経験的に言うと結婚後1～3年くらいで不妊治療をして子供ができたって人は数多くいるような感じはするけど、結婚後8年以上経っても不妊治療を続けてる人ってのはグッと減ってホント少数派だと思う。

不妊治療の最中って、ものすごく色々と考えて、精神的にもかなり疲弊してしまっています。友達同士の集まりや、親戚同士の集まりの時なんかは、結構僕達夫婦だけなんか浮いているな、と感じる時もありました。

でも今思うと、結婚後数年で子供が出来ていたら今とは違う生活スタイルで、人間的にも何ら薄っぺらい感じだったのではないかと怖くなります。別にすぐ子供が出来てる人が薄っぺらいと言ってる訳ではありません。ただ、僕という人間は本当に未熟で、特に20～30代前半はダメダメ人間でしたから。

不妊治療をしたから、というか僕の場合はもちろんそれもありますが、一番大きいのは子供が欲しくても出来なかった期間が約10年間あった事です。その期間があったから、子供が欲しくても出来ないご夫婦の気持ちがわかります。すごくわかります。

そういうご夫婦には是非言いたいのですが、不妊治療は二人三脚です。奥様だけが負担を抱えてはいけません。旦那さんとも立場は同等、むしろ旦那さんの方に問題があるほうが確率的には大きいのではないでしょうか？今の世の中は。

子供を授かる前の、ご夫婦二人だけの貴重な時間を大切にして下さい。たくさんデートしたり、お話ししたりしてください。旅行へも色々な所へ行ってください。お二人の絆をもっともっと深める時間なのです。

子供が出来たら夫婦でゆっくり話することもグッと減ります。海外旅行もなかなか行けません。僕の場合は子供が双子なのでめっちゃ大変でした。ほんと今のうちに夫婦で色々遊ぶ時間です。

そうです。子供がなかなか出来ないご夫婦にはこれがメリットでした。結婚してすぐに子供が出来てっていう夫婦に比べると当然ですが二人だけの時間は長くなります。その分喧嘩することも多いですが二人がより良い信頼関係を作れると思います。

将来の子育てもきっとうまく乗り越えられると思います。

もし、今現在不妊治療中でとってもつらい思いをしているお二人がいらっしゃるのなら、二人だけの今の時間を大切にしてほしいと思います。思いやりの心が大切ですね。