推し活の自給自足
わたしは所謂同人文化というものに長いこと手を染めてきた。
同人誌がわからん人はググってくれ。
今日の記事はわかる人向けに書くので。
びーえるどうじんしなるものを描いて売ったこともあるし、
ファンアートタグでイラストや漫画をあげてファンダムの中で交流を広げたりもした。
わりと精力的に二次創作という分野のオタ活をしてきたのだ。
そんな中、面白い友人と出会うことがある。
彼女とは、バディミッションBONDというポチポチアクションノベルゲームを通じて知り合った。
彼女はカップリングという恋愛関係の二人を描くことが主流二次創作という界隈の中では珍しく、オールキャラギャグ専門サークルとして活動していた。
なぜオールキャラサークルが少ないかと言えば、単純に作画が大変だからだ。
2人のキャラクターを自在に描けるようになるのと
30人のキャラクターを自在に描けるようになるの、
どちらがより大変かなんて小学生でもわかる。
一年生の算数の問題である。
そうは言っても本人がこのスタイルが良いと望んでいる。
読みたいものがなければ自分で描くしかないのだ。
そういう意味で言えば、供給が少ない二次創作ジャンルは荒地に水をやり、作物を育てていると同義だと思う。
そんな農地開拓者彼女とは、好きな作品が多く共通していることで気が合い、友人となった。
電話で話したところ、今はダンジョン飯にハマっているのだという。
カブルーという少年の見た目がどストライクで狂ってしまったとのことだった。
(別垢をつくったと聞いたので、本人が聞いている前でアカウントを探して10分で見つけた。)
(以前は5分で見つけたものだが、老化かな?)
見るとフォロワーは数千人。
(多いな…)
と思いつつ見ると、10月末の同人イベントにサークル参加するために原稿期間中らしい。
2〜7日に一枚ペースで漫画を描いている。
(相変わらず早すぎる…)
普通は仕事も社会生活もある人間がこの所業はできない。やろうとする社会人はおすすめしない。
ただ、本人は
「こんなにも居心地がいいジャンル久しぶり!!!!!!」
「10月のイベント楽しみ!!いっぱい買う!!!」
と嬉しそうだった。
何よりすぎる。
楽しんでほしい。
楽しそうにやってるアカウントはこちら
本人の許可が出なかったら消します
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?