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いちじくを煮ふくめる(3種類)

去年から、長野県東御市にあるシェアヴィンヤードに大人の部活として参加しています。その部室の近くにあるシェアハウスの庭に、とても立派ないちじくの木があります。

10月中旬のある日、収穫で訪れたら、いちじくの実が鈴なりになっていて、田舎のおじいちゃんの家を思い出して、ワインぶどうの収穫と同じぐらい、心躍りました(笑) シェアハウスの皆さんは、もう食べ尽くし、満喫されたとのことで、おみやげに少し分けていただきました。

いちじくはあまり日持ちがしないのと、シェアハウスのいちじくは、市販されている生食用よりも少し小ぶりで、適度な硬さもあるので、調理にも向いているかと思い、簡単レシピを3種類考えて、実際に作ってみました。

左から、いちじくの甘露煮(和風)、いちじくのスパイスワイン煮、基本のいちじく煮

ちなみに、その2週間ほど前に山形に行ったのですが、その時に箱売りされていたいちじくと今回のいちじくがとても似た感じだったので、山形でも食べられている白ごはんにも合ういちじく煮もレシピに加えました。作り方はどれも超簡単。お手元の飲みかけワインでも作れますので、キッチンドリンカーにも楽しいレシピです(笑)

ちなみに、レシピといっても、ほぼコトコト煮るだけです。ぜひ、いいいちじくが手に入ったらトライしてみてください。感想なども聞かせてくださいね。(2022/10/22記)

◆基本のいちじく煮

いちじく大量消費の基本レシピです。特別な材料を必要としないので、収穫してきたイチジクを洗ったら、特別な準備をせず、すぐ仕込めます。デザートにも、晩酌のアテやおかずにも。

材料:

  • いちじく 約400g

  • 水 400ml(いちじくと同量)

  • 砂糖 100g(いちじくの1/4量)

  • レモン汁 大さじ1.5(同量の白ワインか、1/3量のお酢でも可)

  • 落としぶた用クッキングペーパー(硬く重くない落としぶたがベター)

材料はこれだけ!

作り方:

1)いちじくはへたを取って、重ねず煮ることができる大きさの鍋を用意(ホーロー、ステンレス鍋が扱いやすい)

2)鍋に水、砂糖をいれて、沸騰直前まで熱する

3)いったん火を弱め、いちじくを皮ごと並べて入れる。そこに、レモン汁を加えて、かるく落としぶたをして弱めの中火にする

4)沸騰前に火を弱め、コトコトな感じで約2時間。粗熱が取れたら完成。保存する場合は、冷蔵庫で1週間を目安に

落としぶたにクッキングペーパーをつかって、ふんわり煮含めます

Miyuki Memo:

そのままデザートとして食べても十分美味しいですが、バニラアイスや生クリームとも相性よし。甘味に飽きたら、白ごまペースト、醤油か白だしを煮汁で溶いたたれを作ってかけていただいたり、ブルーチーズやクリームチーズなどお好みのチーズと共に晩酌のお供にも。なお、我が家は精製した白砂糖を使わないのですが、お砂糖をグラニュー糖に変えても、さっぱりした味に仕上がります。

◆いちじくのスパイス・ワイン煮

本当は赤ワインで作りたいレシピですが、ちょうど家にある赤ワインを飲み干してしまっていたので、飲み残しの白ワインで作りました。意外にすっきり好みの味になって大満足。ぜひ飲み残したワインがあれば、赤・ロゼなど試してみてください。今回使ったスパイスは、我が家でクラフトコーラを作る時に使うメイン材料ですが、いちじくとも好相性。おすすめです!

材料:

  • いちじく 約400g

  • シナモンスティック 1本

  • スターアニス(八角) 4個ぐらい

  • クローブ 6個ぐらい

  • ワイン(赤・白・ロゼどれでも) 300ml

  • 水 150ml(ワインの半量)

  • 砂糖 150g(水と同量)

  • レモン汁 大さじ1(15ml)水の10%

  • 落としぶた用クッキングペーパー(硬く重くない落としぶたがベター)

クラフトコーラを作る時と似た香りがします(笑)

作り方:


1) いちじくはへたを取って、重ねず煮ることができる大きさの鍋を用意(ホーロー、ステンレス鍋が扱いやすい)

2) 水、ワイン、砂糖、レモン汁を鍋にいれて、中火で沸騰直前まで温める。ワインは白でも赤でも、ロゼでも可(見た目と味の仕上がりは異なります)

3) 沸騰したら火を弱めて、皮ごといちじくとスパイスをそっといれて、落としぶたをして、再び沸騰したら火を止めて、そのまま置いておく。ときどき上下をひっくり返す。

4) 粗熱が取れたら完成。保存する場合は、冷蔵庫で1週間を目安に。

スパイスは映えるように飾っただけで、食べられません(笑)

Miyuki Memo:

このレシピはクラフトコーラにも使うスパイスを入れるので、残ったシロップもいい香り。シロップを1:1でサイダーや牛乳で割っても美味しく飲めます。

食べるなら、味がしみた翌日から。アイスクリームや生クリーム、当然ワインとも好相性。肉料理に添えても。あと、このレシピはいちじくのぷちぷちや繊維感などの食感を残しています。やわらかいのが好みの方は一時間ほど、追いコトコトしてください。

◆いちじくの甘露煮(和風)

山形では、季節になると甘露煮用のイチジクや調理済みのいちじくが売られています。私が見た市場でも、箱入りでキロ単位で売られていました。

いちじくは、小ぶりで少し固めぐらいの方がおいしく仕上がります。調味料もほんの少し垂らす程度なので、いつもの材料でささっと簡単にできます。炊き立てのご飯にのっけて食べると、ちょっと感動するおいしさです。

材料:

  • いちじく 400g

  • 水 50ml

  • 砂糖 80g(好みで加減してください)

  • 米酢 小さじ1/2

  • 醤油 小さじ1/2

  • 落としぶた用クッキングペーパー(硬く重くない落としぶたがベター)

ちょっとお醤油とお酢を足すだけで、和風のアテに!

作り方:


1) いちじくはへたを取って、重ねず煮ることができる大きさの鍋を用意(ホーロー、ステンレス鍋が扱いやすい)

2) 鍋にいちじくをいれたら、まぶす感覚で、砂糖、米酢、醤油をいれる

3) 少し置いて水が出てきたら、水を加えて、落としぶたをして中火にかける

4) 沸騰前に火を弱めて、まんべんなく火が通るように転がします。コトコト1時間煮たら完成

5) 粗熱が取れたら保存。冷蔵庫で1週間を目安に。白ごはんにも、日本酒にも合う和風甘露煮です

炊きたてのごはんにのっけるとたまりません!

Miyuki Memo:

白ごはんやお酒のアテにするならこのレシピがよいですが、甘さ控えめの方がよい方は、砂糖の量を減らしてください(醤油とお酢は減らさないでください)。水はイチジクの水分量が多い場合は少し減らしてもいいですが、焦げ付かないように注意!おそらく、この甘露煮は、ワインよりも、日本酒の方が合います。飲みすぎ注意報(笑)


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