[嘘レビュー]SHARPEDO

あらすじ

平和な村の浜辺に打ち上げられた女性の死体。
何かで抉られたような傷の他に、地面を引きずられたかのような酷い擦り傷が全身に刻まれていた。
殺人の後に海に捨てられたのではないか…？赴任したての警察官が捜査をしていた所、ビーチに突如出現したのはサメハダーだった。
鉄をも噛み砕くがんじょうなキバと、時速120キロを超える速度を持つ海のギャングに、人類はどう立ち向かうのか。

レビュー

※このレビューにはネタバレが含まれます

捜査を進める刑事のすぐ後ろで、ビーチに起こる異変がとても芸が細かいです。
不自然に揺れるヨット。沖の方でじわじわと赤く染まる海。何かに気付き、後ろを気にしながら砂浜へ戻る少年。周りが異変にざわめく中、気付かずにサーフボードを脇に海に入る若者に、襲い掛かるサメハダー！
何が起こっているのかという不安感と、手前でやり取りを続ける警官たちがいつ気付くのかという焦燥感は何度観てもハラハラします。
最終決戦となる海での戦いでも、武器を噛み砕かれ、何とか折ったキバもすぐに生え変わり、最後の最後まで手に汗握る展開でさすがパニック映画の金字塔！何度も観たくなる名作です。