見出し画像

今日ときめいた旅217ー驚きと困惑の旅(ボストン篇その7)

あのポーツマス条約締結の地ーポーツマス

と言っても条約締結の舞台となったのは、この地ではなくメイン州にあった海軍造船所のようだ。前日にニューハンプシャーの山に登った帰りに、日本人に名高いあのポーツマスに立ち寄ってみた。ここは古い町で観光目的で訪れる人が多いせいか土産物店やレストランが立ち並んでいる。シカゴ科学産業博物館に展示されているU ボート505はここに長い間放置されていたそうである。

古い町並み

ここでは生牡蠣をいただいた。日本のものと比べたら小さくて貧弱であったけど。

電車に乗ってボストン美術館Boston Museum of Fine Artへ

ボストン郊外からボストン市街に出るにはCommuter Railという中心街と郊外を結ぶ電車に乗るのだが、その駅までが遠い。婿に送ってもらって電車に乗る(婿はこの駅まで車で来て駅の駐車場に停めてこの電車で通勤していたようだ)

1時間に2本しかない電車
最寄り駅光景
シカゴのMETRAと変わらない車体MBTA
乗車すると車掌が切符をチェックしにくる。確認済みが下に見える青いシール
North Station 終点
次は地下鉄に乗り換える
MBTAマサチューセッツ湾交通局の運行地図
ここもニューヨークと同じで、同じ緑の電車でも
行き先の違う電車が次々と入ってくる
これはボストン美術館を通る電車
車内
ボストン美術館の駅ー無人駅
ボストン美術館外観
内部

いつものように駆け足で印象派を中心に回る

ピサロ
シスレー
ここにもモネの睡蓮が、、、。
モネーモネ夫人
これは奴隷船が難破する光景を描いたターナーの絵である。
イギリスの奴隷制度に対する批判の絵であり、制度廃止の後押しをした。

ここの印象派絵画の収蔵はメトロポリタン美術館に比べると少ない。アジアの展示会場を回る時間があったので中国と日本の仏像をみて回った。見比べてみるとどうだろうか?

中国の仏像
中国の仏像
坐像の説明
こちらは日本の阿弥陀三尊像
説明書き
聖観音菩薩坐像
説明書き
この根付けなど水木しげるの世界を想起させる😆

美術館の帰りの電車でちょっとうれしい困惑があった。ボストン美術館の駅は無人駅なので、切符は乗る時に車掌から買うのだろうと思って乗車したら、車掌は座れの合図。じゃあ、帰りに支払うものと思って降りる時に紙幣を出したら、いらないと言う。「えっ、なんで?」訳がわからないままに下車して、車掌さんに手を振ってお礼を言った。

次に、また電車に乗るために駅の券売機でモタモタしていたら、駅の女性係員がこっちへ来いと手招きするのでついて行ったらゲートを開けてここから入れと言う。「えっ、なんで?切符を買わなくていいの?」という訳でここでも無賃乗車。1日に2回も同じことが起きるなんて。

実を言うとこの困惑は最初にCommuter Rail に乗る時から始まっていた。有人の切符売り場で料金表に表示されている通り大人料金$14、2人分で$28の現金を出して買おうとしたらちょっと見強面のおじさんが、パスポートを見せろと言う。「えっ、なんで?」と思いながら出してみせると「シニア料金だ」と言われた。となると半額の$7ドルになる。$28ー$14=14で$14ドル戻ってくればいいのに、なぜかそれ以上にある。

電車の時刻が迫っていたので戻ってきた紙幣をそのまま受け取った。強面のおじさんも柔らかい表情になって見送ってくれた。切符を見ると金額が$3.5となっている。オットがネットで調べると「Zoneゾーン料金」というのがあるようで、我々のゾーンは半額になるゾーンだったようだ。結局$21戻ってきたのである。

ボストンも残すところあと2日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?