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今日ときめいた言葉167ー「自分が幸せでなきゃ、誰も幸せになんてできないのよ、きっと」

最近歳のせいか涙もろくなった。いや、そうは思いたくない。だって子供の頃から感動した時は、言葉より涙が先に出たし、思っていることが言葉にできなくて涙を流したし🥹😂 つまりはもともと涙腺の緩い感激屋なのだ。生前、小澤征爾氏も涙もろくなったと言っていたっけ。「孫を見ているだけで涙が出てくる」って。

今日もNHKの朝ドラのセリフに泣かされた。標題のセリフは家長制度の元ずっと苦しんできた女性の言葉だ。虐げられてきた女性の口から出たこの言葉に感動した。そして、主人公の言葉にはもっと感動した。

(司会者が新しくできた家庭裁判所に「かよわいご婦人方が相談に来られているのですね」と発言した時、主人公は以下のように反論する:

「私は、ご婦人方がかよわいとは思っておりません。裁判所を訪れるご婦人方は世の中の不条理なこと、つらいこと、悲しいことと戦ってきた。戦おうとしてきた。戦いたかった方たちです」

(でも、すべがなかった)

「そのとおりです。それが法律が変わり家庭裁判所ができて、やっと戦うことができる。報われることができる。誰かの犠牲にならずに済むようになった。私は女性たち自ら、自分の幸せをつかみ取って欲しいと祈っていますし、そのお手伝いができたらなと常々思っております」

このシーンは昭和24年の設定である。まだ旧民法から移行したばかりで弁護士でさえも家長制度を口にしていた。「民法が変わったことは知っている。でも理解はしていない」ということだ。

同じようなことに、いまでもよく出くわす。「お上が決めたことだ」発言とか、「女は黙っていろ」とか「わきまえない女」とかね。「女は子宮で考える」と言った有名作家もいたっけ。この方女工さんの悲しい歴史を書いた方でしたが、、、。

この主人公の力強い言葉を聞きながら、なんだか怒りも湧いてきた。こんな思いで、女性の意識や女性に対する意識や地位を変えようとしてきた人たちの歴史を蔑ろにするような社会や政治家の実態。たとえ「青い」と言われようがこんなセリフを言ってみろよ、政治家さん!


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