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今日ときめいた思い出197ー「不思議な盗難にあった話」

マレーシアのサラワク州クチン(ボルネオ島)に住んでいた時のことです。

ここの移動手段は車です。それしかない。いつものように車で帰宅して一夜が過ぎて、住み込みのお手伝いさんの叫び声で目を覚ました。

「ハンドバッグの中身が庭に散らばってる〜」

「ええ〜😱ゲートはロックしたよな〜。番犬のルーだっていたのに、なぜ吠えなかったの?あいつ、見知らぬ人でも一旦敷地内に入ってしまうとフレンドリー犬になっちゃうんだった」(ラブラドールのいいところでもあり悪いところでもある)

よくよく考えてみたら、車の鍵をかけていなかった。それに運転席にバッグを置いたままだったことを思い出した。

「うわ〜どうしよう😱全部盗られちゃったの〜😭」

財布はもちろんのこと、パスポート、クレジットカードも入っているバッグ。

庭に駆けつけると、お手伝いさんが散らかっていたものをかき集めてくれていた。すると、バッグがある。パスポートもある。財布もあった。早速財布の中身を確認。

クレジットカードは盗られていない(なんで盗らなかったの?)
それにUSドルも手付かずで残っている(USドルを持っていたらいいレートで交換できたのに。ドルは襲われた時用にいつも財布にいれていた)

無くなったのはマレーシア・リンギットだけだった(2〜30リンギットだったか、もうちょっと入っていたか定かではない。1980年代のレートは1リンギットは35円くらいだったかなあ)

なんて無欲な泥棒だろう。子供だろうか。これくらいの被害で済んでよかった。
今でもこの出来事、よい思い出として思い出す。




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