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ウクライナ🇺🇦の人々に思いを寄せ続けたいー何もできない無力感にさいなまれながらでも・・・(7)
(冒頭写真=ロイターは、Sankei.comからの転載)
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「ウクライナからのメッセージ」で書いた、上記のメッセージを長女に送った同僚は、無事にドイツに到着したそうだ。ひとまず安心。会社のドイツ支社が何かと支援するようだ。こんな時グローバルカンパニーはありがたい。仕事も継続して行えそうだとか。これはかなりラッキーなケースだろう。この陰には、たくさんの悲劇や不幸があるのだろうから。実際、次女の同僚は男性なので国外には出られないそうだ。
今日のキエフからのビデオ電話は、10年近くを日本で過ごしたウクライナ人で、現在日本とビジネスをしている人だった。仕事ができないのでボランティア活動をしているそうだ。「今どんなことを思っていますか?」との問いかけに答えた彼の言葉が素敵だった。
「毎日夜寝る時、感謝しています。今日も無事に生きられたとか、今日もスマホがつながっているとか、今日もシャワーが浴びられたとか。そんなことに毎日感謝して過ごしています」
我々は病気になった時初めて、失われた健康のありがたさに気づく。健康な時は当たり前のこととして省みることもない。だから、失った時に失ったものに気づくより、今、手の中にあるささやかな幸せに気づき喜べる彼は、幸せな人であり心が豊かな人だと思う。
かと思えば、子供と妊婦のいる病院を攻撃したロシア側の言い分。
「その病院には患者などおらずウクライナの兵士が立てこもっていたから、攻撃したのだ」と。
実際負傷した妊婦が運び出されていた。彼女はその後、無事女児を出産し、その映像が流れた。小さい命が失われないでよかった。この映像に対しても、女優を使った演出だとまで言って憚らない。
度重なる悪意に満ちた情報に気分が悪くなる。人間とはどこまでも悪意を増幅できるものなのだと。「北風と太陽」の寓話が現実に起きている。ウクライナは二度とロシアには心を開かないだろう。ロシアは永遠に隣人を失った。そればかりか更なる近隣の国々までもがロシアから遠ざかってしまった。
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