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未来の私のために。あの時何に感動したのかを思い出すために。

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今日ときめいた言葉。日常生活で出会った素敵な言葉、心動かされた言葉あるいは事柄について書いています。そんな言葉に出会った時、凡庸な日常が一瞬輝きます。ああ、私は言葉に生かされてい…
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#一度は行きたいあの場所

今日ときめいたこと157ー2024年6月5日の尾瀬を歩く

出かける日はいつも突然やってくる。今回も「明日行こう」となって、バタバタと山小屋を予約する。今年は東電小屋が取れず尾瀬ロッジ。 今年は雪が少なかったそうで水芭蕉の開花が早まり、ピークが終わっていた。尾瀬はその年の天候や運に左右されるとつくづく思う。 上3枚の写真はいずれも同じ場所から撮影したもの。年によってこんなにも違う。 だが尾瀬の魅力は水芭蕉ばかりではない。なんといっても広大な湿原である。

今日思い出した旅152ー記憶に埋もれていたソウルの一夜

1980年5月私とイーオットは確かに韓国の地に降り立った。 タンザニアでの2年の任期を終えて、エジプト、ギリシャ、ポルトガル、スペインなどヨーロッパで1ヶ月半近く遊び歩いて懐も寂しくなった頃、一番安い飛行機で帰国することにした。ロンドンからスイスまで飛び、そこから大韓航空機でソウル経由東京の旅程だった。その頃トランジットの宿泊代は航空会社持ちだった。いい時代だった。 ずっと安宿泊まりだっただけに、ソウルではロッテホテルに一泊と聞いてうれしかった。 飛行機は金浦空港に降り

今日ときめいた人147−陶工「15代沈壽官(チン・ジュカン)氏」

16世紀末豊臣秀吉が朝鮮出兵した際、薩摩藩の島津義弘によって薩摩国に連れてこられた陶工、沈壽官。その15代目。先祖渡来から4世紀になる1999年に15代目を襲名したという。 九州一周旅行の時、彼のインタビュー番組をたまたま見て興味が湧き日置市まで足を伸ばした。その一帯は通りを挟んで窯元や陶器店が並ぶちょっと異空間だったという記憶がある。 その時買い求めたのが上記の片口と黒薩摩のぐい呑み。私は湯呑みとして使っている。 お店には素敵な陶器がたくさん並んでいたけど我々の手が届

新緑の西沢渓谷を歩くー「七ツ釜五段の滝」を見に!

西沢渓谷は春夏秋冬どの季節もそれぞれに魅力がある。春は新緑と花、夏は渓流の涼しさ、秋は紅葉そして冬は真っ白に凍った滝とツララ。 昨年秋は紅葉の美しさを満喫した。幸運にもリスと遭遇して。イーオットのナイスショット( ↓ ) 今日は、昨秋付近で土砂崩れが発生したため見ることができなかった「七ツ釜五段の滝」を見に行った。後で知ったのだが日本の滝百選に選ばれているとか。 土砂崩れの復旧工事が行われ完成したのが下の写真のような立派な展望台。 この滝にたどり着くまでにもいくつもの

今日ときめいた言葉ではなく出来事139ー「孫が来た」2024 (3) Amazing 豊洲&teamLab⭐️Planets Tokyo

とうとう日本滞在も終わりに近づいた。じいさんばあさんとしてはうれしいようなさみしいような気分。でも疲労度がピークに達している。残りのエネルギーを振り絞っていざ出発。今日は豊洲市場とチームラボ訪問。 でも私は豊洲市場の屋上から見た東京湾の景色が気に入った。あちら側と違ってだ〜れもいない。 豊洲は食事が目的。さあ、いよいよ「#チームラボプラネッツ」だあ。以前この集団の代表者のインタビューを見てぜひ体験してみたいと思っていた。まさに「体で体験する」がコンセプトだ。 ここは予約

今日ときめいた言葉ではなく出来事138ー「孫が来た」2024 (2) 草津温泉物語

2024年長女一家日本訪問のメインイベントは草津温泉2泊3日の旅行。東京から草津温泉はかなり不便な地域で直行バスで行っても4時間はかかる。問題は4時間のbus ride に子供達が耐えられるかだ。10歳の第一子は何とかいいとしても、8歳、6歳、4歳の他の子たちはかなり心配だ(彼らは非常にワイルドなのだ👎) だが試練はその前にあった。新宿バスタ9:05発のバスに乗るためにはラッシュアワーをくぐり抜けねばならない。京王線にするか中央線にするか迷った末に京王線に乗ることに。 女

今日ときめいた言葉135ー「権利を行使することは、知識として学ぶだけでなく、集団で練習する必要もある技術なのだろう」

(2024年4月11日付朝日新聞 「欧州季評 ストライキがある生活 朴沙羅氏の言葉) フィンランドの大学で教えるようになった朴氏が感じたストライキのある生活について、書いている。 「人権を守ることが大切だというお題目なら、日本でいくらでも聞いた。けれども、権利を認めさせる方法を家庭や学校や職場で、見たり聞いたり、誰かと一緒にやってみたりしたことは多くなかった」 確かにここ数十年ストライキで電車が止まることもないし、労働者がストライキする姿もめっきり減った。 昭和の人間

今日ときめいた絵画129ー「懐かしい心象風景」

人には見ただけで心が反応するいくつかの絵があると思う。私にも何人かの画家の絵がそうだ。それらは決まって、どこか懐かしい、昔見たことがあると思わせる風景を描いたものだ。例えば、 「週刊新潮は今日発売で〜す」というキャッチコピーとともに、その表紙を飾り続けた谷内六郎の絵。(search.yahoo.co.jpの画像から転載) そして、原田泰治の絵。 遠い昔に見たような風景。(原田泰治公式ウェブサイトから転載) 斎藤清の版画はカレンダーになってかけられていたのを見たとき、心に

「桜田門外ノ変❗️」水戸浪士の足取りを辿るー北品川から外桜田門まで

水戸浪士が大老井伊直弼を暗殺した「桜田門外ノ変」。その水戸浪士の足取りを辿ってみた。 何故?それはイーオットが「テーマに沿ってそれにゆかりのある道を歩く」というグループのメンバーで、次回のテーマ「桜田門外ノ変」のリーダーを務めることになったからである。どこにトイレがあるか、食事できる場所があるか、距離数はどのくらいかなどをチェックするための下見である。今回は全行程20キロだった。 桜田門外ノ変はドラマなどでよく見聞きしているので、開国派と攘夷派の争いくらいの基礎知識はある

今日ときめいた言葉ではなく出来事93ー「孫が来た!」第二弾

「孫が来てすごくうれしい。でも帰った時はもっとうれしい❣️」 今度は二女の家族5人がシカゴからやって来た。8歳の長男、6歳の二男、2歳の長女。ボストンから来た長女の4人も手強わかったが、この3人も負けず劣らず手強い。 以下はイーオットと3人の娘たちとのチャットである。 イーオット「我が家は現在、シカゴ軍に占拠されまし       た。解放は2週間後です」       とSOSメッセージを発信した。 長女 「ボストン軍より一名少ないよ👍」 三女 「シカゴ都内軍はもっと