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愛の不時着から始めたnote

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愛の不時着についての俵万智さんの記事「はにかみと思いやりのずらし話法」に触発されて、私もあのような素敵な文が書きたいと投稿を始めました。今は、韓国ドラマの他、自分の体験談や日頃思…
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「イーオット」だけど「超ドジオット」(続)ーそれでも完璧「段取り男」

以下の投稿記事の続編です。 イーオットは、昔から「段取り」と言う言葉が好きだ。どこか昭和のにおいのする言葉だ。「鉛筆なめなめ」とか「一丁目一番地」とか「落としどころ」とか、現代の人にはその語感がストレートには伝わらないかもしれない。 この「段取り」私が感服するのは、山に登る時だ。服装、食料、水 etcと実に手際よく整えて行く。山の頂上で食事をする時その準備の良さ、手際の良さ、抜かりのなさに気づかされる。 主食のタンパク質、デザートの果物、スィーツ、コーヒーorココア。い

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、ちっとも逃げてはいないんじゃないか、と⁈

(タイトル写真はwww.myjcom.Jo から転載) 「逃げるは恥だが役に立つ」 「これは、元々はハンガリーのことわざです。 ハンガリー文化センターにうかがったところ、『問題と向き合わず逃げることは普通に考えると恥ずかしいことだが、逆にそれが最善の解決策になることがある』という意味で使われるそうです。・・・」(以上、yomitai.jpから引用) だがしかし、ドラマのタイトルに反し、「逃げるどころか主人公の2人平匡とみくりは、問題にじっくり向き合い一つ一つ解決していく

2023年危険な夏ー我かく過ごしたり。未来の私への伝言

今年の夏は連日35度を超える日々が続いた。それも日本全国、北海道まで36度超え。東京は50日連続真夏日だそうだ。来年以降も現在の状況が続くのだろうか。(恐らく、そのように覚悟しよう!) 世界では山火事が頻発。「地球が沸騰している」と国連事務総長の声明が発せられた。かと思えば、大洪水が街を押し流すところも。地球が危ないと言うのに戦争なんてやっている場合か、プーチン氏。SDGsなどと言う人類の目指すゴールが吹っ飛んでしまったではないか。 そんな中でも私の日々の生活は地味に続い

今日ときめいた言葉56ー「孤独でいるために、まわりに人を必要とする」

(2023年6月11日付朝日新聞 「折々のことば 鷲田清一」から池内紀氏の言葉) 上記の記事によると、ドイツ文学者池内氏は自著の中で「音楽の都ウィーンのカフェは、孤独にふけるのにうってつけの場所である」と言っているそうだ。 「人々が無名のまま隣りあうこの場所でそっとおのれを解く(ほどく)。群衆の中に埋もれるかのように」と。 我々日本人が「孤独」と聞いて、イメージするのは否定的な意味合いを持った心理状態だろう。「孤独」について、tbsradio.comの記事が以下のように

今日ときめいた言葉25ー「世のためにつくした人の一生ほど美しいものはない」

英語訳は、 There’s nothing as beautiful as dedicating one’s life for a cause. 上の日本語のフレーズは、「司馬遼太郎が日本の未来を憂いて小学生の国語教科書に書いた『洪庵のたいまつ』」からの引用文で、英文は依頼された人がそれを英語に訳したもの(洪庵とは緒方洪庵のこと。彼は優秀な若者を育てることに身を捧げたと言う話) (2023年2月26日付 朝日新聞 「窓」から) その教科書からの一文の翻訳を頼んだ人は、岩

今日ときめいた言葉20ー「私たちの魂がたった一回でも、幸福のあまり震え響くなら、その一度のためにはすべての永遠が必要だった」

ニーチェの残した言葉だそうだ。 「あなたが人生の中で一度でも、生の大きな喜びを味わうことができたならば、あなたは苦悩に満ちたこの人生のすべてを、神や真理という虚構に頼らずとも肯定できる」 (竹田青嗣氏の解釈ー2023年2月2日付 朝日新聞「明日へのLessonーフリードリヒ・W・ニーチェ“ツァラトゥストラかく語りき”から) 私はまともにニーチェの本を読んだことがない。哲学の授業などで講じられた概略的知識しか持たず、「ニヒリズムの人」と勝手に自分で決めつけ今まで顧みること

今日ときめいた言葉12ー「勝てないけど負けないを目指す」覚悟が問われる時代

(2023年1月1日付 朝日新聞「『覚悟』の時代に」宗教学者 山折哲雄氏の言葉) 日本人が覚悟を求められるときに使う言葉 ー「死ぬ覚悟で」 「死」と「覚悟」が結びついたのはなぜか? 戦のなくなった世の中で武士が主君にどのように忠誠を尽くせばよいのかを強調するために、死が注目されたと山折氏は言う。さらに転機になったのは「葉隠」で「観念的に過激化させた思想」が、 「武士道というは死ぬ事と見つけたり」 である。しかし、「葉隠」には、勇ましい形で死の覚悟を促す生き方の他に、も

謙譲の美徳、お好きですか?ー「ほめること・愛情表現」は出し惜しみせずに言葉にしよう🥰

「つまらぬものですが」「お口に合いますかどうか」「私の愚妻」「愚息」  人前で身内や自分に関わることを謙遜して表現すること。あなたも日常生活で使っていますか?(でも夫や娘については、それに相当する言葉が見当たりませんね) 結婚した頃、夫が私のことを人前で良く言わないことを不快に思っていた。二人の時はあまり気にもならなかったけど。だからその都度、夫には抗議していた。「そういうあなたは何様なんだ」と思っていたから。最近では、私が諦めたのか、慣れっこになったのか、夫が学習して言わ

「世間」という名の見えない圧力ー世間の目、気になりますか?

昔、オーストラリアでテレビを見ていた時、コマーシャルで、 「ちょっとお隣まで砂糖を借りに行って来るわね」 と言った後、車でビューンと走り去るというシーンがあった。家族で見ていてゲラゲラ笑った記憶がある。「お隣」の距離ってどんだけなんだと。 日本の「お隣」とはその距離感が全く違う。こんなスペイシーな空間で生きていたら人との距離感も日本人とは違うのだろうなとその時思った。物理的な距離感と同じように、心理的な距離感も日本人ほど緊密ではないのではないか、と。 日本人なら、「向

子育て最大の喜びは、思いがけない子供の一言に出会った時

恐らく多くの親たちが、この小さい子たちの思いがけない言葉に感動したり、笑わせられたり、感心させられたりした経験があるはずだ。もうすっかり忘れていたけれど、”baby’s diary”ー赤ちゃんの日記ーの中には、ちゃあんと残っている。「子供は詩人だ」と思った瞬間が。 長女の言葉 ーまさに長女のキャラクター。結構早熟タイプで賢い子だった。 ❶ ある日ボルネオのジャングルあたりをドライブしていた時、点在するビダユ族の住居を見て叫んだ。 “Oh, they are so BI

未来のためにできることー善き人間であろうと学び続けること

未来のために、たった一人でもできること。私にもあるだろうか?先がそう長いわけでもない私は、具体的にこんなことができると言えるものはない。でも未来のために何かできるとしたら、私は「学び続けること」と言おう。 日々映像で流される世界の悲劇ー貧困、死、飢餓、難民、国内では子供の貧困、虐待等々。こうした世界の不条理に苦しむ人の心が想像できる自分であるために学び続けたい。そして、少しでも違う世界を創造できる知性を身につけたい。 佐藤優氏が2022年7月23日付朝日新聞で「実際に戦争

我慢を手放すーmagic wand魔法の杖は、存在しないとまず心に刻もう!

悲しいけど、我慢を取り払う決定的な手立てはないと考えよう。人間社会にいること自体が、すでにストレスフルなことだと思うから。多かれ少なかれ、不本意な我慢は強いられるものと前もって覚悟した方がいい。その方が受ける傷を小さくできるから。 こんな時、いつも思い出されるのが、夏目漱石の言葉だ。 「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに、人の世は住みにくい」 かの文豪も人の世で生きることに苦労していたようだ。そして結果、胃潰瘍を患い亡くなっている。胃