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愛の不時着から始めたnote

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愛の不時着についての俵万智さんの記事「はにかみと思いやりのずらし話法」に触発されて、私もあのような素敵な文が書きたいと投稿を始めました。今は、韓国ドラマの他、自分の体験談や日頃思…
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2022年11月の記事一覧

「女性のいない民主主義」(前田健太郎 著)を読むー女性が締め出されている日本、それでも民主主義国家と言えるのか?

拙文「『民主主義とは何か(宇野重規 著)』を読む」でも書いたように、私は日本が民主主義国家であるということに大いなる疑念を持っている。 そんな私でも、この本「女性のいない民主主義」に出会った時、自分の意識から女性の視点で政治や社会を見る意識が欠落していたことに気付かされた。女性である自分がその立場で民主主義や政治を考えていないことを認識させられた。 「民主主義とは、政治指導者が、競争的な選挙を通じて選ばれる政治体制を指す」と定義されるなら、それは「男性の民主主義とは」と言

「自由への手紙」(オードリー・タン[語り])を読むー「誰かが決めた『正しさ』はいらない」

若干35歳で台湾のデジタル担当大臣に就任し、今回のパンデミック対策でマスクの在庫確認ができるアプリを導入した人として名を馳せた。さらには、高いIQ指数(測定可能な測定値160)を持ち、学校教育は14歳で自主退学。そして自身はトランスジェンダーであることを公表している。 何から何まで我々とは違ったバックグラウンドを持つタン氏の自由論。でも読み終わって思ったことは、普段自分が感じていたこととおんなじだということである。ずっと自分が変だと感じたり不快に思っていたこと、もやもやして

今日ときめいた言葉8ー「気を抜くと、悲しみ、痛み、絶望に負けてしまう‥‥だから人は希望を必死につかもうとしながら生きている」

2022年11月7日付 朝日新聞 「取材考記」からノンフィクション作家澤地久枝氏の言葉ー 生きていると、大切な人を失うこともある。 考えても仕方のない未来を案じ不安に押しつぶされることもある。 積み上がる仕事の終わりも見えない。 気を抜くと、悲しみ、痛み、絶望に負けてしまう。 楽しい時はあっという間にすぎゆくのに、悲しみや痛みは、 簡単には消えてくれない。 だから人は希望を必死につかもうとしながら生きている。 つかもうとする行為を、希望と呼ぶのかもしれない。 私が上

“ Stay hungry, Stay foolish ” (ハングリーであれ、愚かであれ)ー生きることの意味を学び直す

上記の言葉は、アップルの創業者 スティーブ・ジョブズが、2005年のスタンフォード大学での卒業式のスピーチを締めくくった言葉である。(この時ジョブズは、すでに癌に犯されており、6年後に亡くなっている) 何故かこの言葉に心揺さぶられた。これから社会に飛び立っていく若者に対して、大企業を築き上げた経営者の口から発せられた餞(はなむけ)の言葉が、実利的なものではなく、ありきたりで教訓的なものでもなく、意表をつく言葉であったからだ。 でもこの言葉には、それを受け取った者を奮い立た

子供心に思い込んでいた童謡の歌詞ー今頃気づいた正しい歌詞の意味・・・😱

子供の頃よく口ずさんでいたあの童謡の歌詞が今頃になって、全然違う意味だったと気付くことがある。あの頃は歌の意味や作られた背景なども説明されずに、教科書に書かれたひらがなの字面を追いながらいきなり歌っていたのだろう。もう少し、細かな説明があったなら情感を込めて歌えたかもしれないのに🥲 ⑴ 「思い出」  「かきに赤い花咲く、いつかのあの家」 この「かき」を私は「柿」と思い込んでいた。成長してふっと気がついた。柿の花は赤くない。調べてみても上記の柿の花の写真のように、白か黄色で

「民主主義を信じる」(宇野重規 著)を読むー「日本社会は批判に開かれ、常に自らを修正していく能力を持っているか」

本書は、下記に掲載した書籍「民主主義とは何か」と同じ著者によるものである。2016〜2020年まで東京新聞に連載した「時代を読む」の文章をまとめたものである。 この「民主主義を信じる」を最後まで読み「あとがき」を読んだ時、この著者が日本学術会議により推薦された会員の中で、任命を拒否された6名の一人だと分かった。不覚にもその名を知らずに読んでいた。 この2冊を読み終わった時、そこから伝わってくる著者の民主主義に対する強い思い、確固たる信念に大いに勇気づけられた。だから「民主

朝からエネルギー全開👊この子、今2歳7ヶ月20日❣️

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ハロウィンだあ🎃この子、今1歳4ヶ月❣️

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「民主主義とは何か」( 宇野重規 著)を読むー日本は民主主義国家なのか?

<はじめに> 「日本は民主主義国家なのか」と問われて、首を傾げてしまう自分がいる。選挙という制度があり、選挙で選ばれた政権ではあるが、戦後70有余年ずっと同じ政党が政権を担っている。 例外的に数回政権交代があったものの、政党が代わる代わる交代して政権を担うということは近年はない。誤解を恐れずに言えば、一種の「一党独裁国家」である。 強権や武力は使わないが、ソフトパワーでそのような体制が作られているように思えて仕方がない。小選挙区制は完全に現政権に有利だ。「地盤看板カバン

今日ときめいた言葉7ー「あなたの人生はあなたのもの。自分を大切に、勇気を持って、思うがままに生きていけばいい!」

上記は、自身が自閉症スペクトラム症と注意欠陥・多動性障害(ADHD)、書字障害がある青年の言葉である。 2022年11月12日付 朝日新聞「入学初日 越えた日本での壁」から。 自身の障害が日本の学校での学びを困難にしていたが、海外のインターナショナルスクールでは、そんな障害は問題にはならなかったと言う体験に基づく話である。 日本で、書字障害のために高校入試時のパソコン使用を求めたが、拒絶された。その後、父親のベトナム赴任に伴い、現地のインターナショナルスクールに入学して、

私たちはなぜ学ぶのか(8)ー「学問することは個人が『自己の立場を明確にすること』を助けるということ」

2022年11月12日付 朝日新聞「悩みのるつぼ」姜尚中氏の回答を読んで。 悩み事相談の記事である。相談者は、学問の奥深さを実感し研究者になりたいと思っているが、学問を一生の仕事として行けるか、覚悟が持てないと、悩んでいる。それに姜尚中氏が答えたものである。 まさに、かのマックス・ウェーバーの著書でもある「職業としての学問」の問題そのものである。姜尚中氏はウェーバーの言葉を引用して以下のように言っている: 「研究者になれるかどうか、『職業としての学問』に仕えてそれを生業

ホテルへの持ち込み禁止の強烈な匂いのする「果物」ーこれぞ「果物の王様」なのだ🤴

上の写真、日本人にはあまり馴染みがないかも知れませんね。そうなんです、これが果物の王様「ドリアン」なのです。外観は棘だらけで、下手すると怪我をするくらい痛いのです。下の写真の左上に「MUSAN KING」と見えるのが最高級の品種なんだとか。 ちなみに「果物の女王」👸はマンゴスティンです。こちらも馴染みがないかもしれませんね。外側の紫色の分厚い皮を半分にすると白い実ーちょっとニンニクの粒のような形をしていますーが5〜6粒円形に並んでいます。ジューシーで甘酸っぱい果肉です。

昭和記念公園の秋

久しぶりの昭和記念公園。昔の飛行場だけあって広〜い。秋晴れに映える色とりどりの木々が美しかった。 こんな可愛らしい光景にも遭遇しました❣️思わず一枚撮らせてもらいました。ご参考までに。これはぬいぐるみではありません。 ここには盆栽の展示場があって樹齢数百年なんていう年代ものもあります。 シメは、「芋スティック」(さつまいも🍠をスティック状にして揚げたもの)を食べて帰ってきました。お天気も良く、さわやかな秋の1日を満喫しました。 #みんなでつくる秋アルバム

秋だからやってみたー干し柿作り

今年で2回目。去年初めて挑戦して結構上手く行ったので、またやってみました。竜ヶ岳に登ったあと山梨の町のスーパーマーケットで渋柿発見。東京ではなかなか手に入らない。 熱湯処理して吊るすのは夫の仕事👍その後のケアも彼の担当。お日様に当てたり、しまったり。なかなか手のかかる渋柿ちゃんなのです。 もう一つ忘れていました。柿が下のような状態になったら、優しく揉んであげないといけなかったのです(補足) すると数週間で甘〜い干し柿になるのです。 楽しみ〜😍 追記 ご報告まで。すっ