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教育とは、学ぶとは、知識そして知性とは?

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日本の学校教育このままで大丈夫でしょうか。私たちは何のために学ぶのか、知識とは、知性とは、について考えていることを書いています。
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2022年6月の記事一覧

“いま、「知識」ではなく「知性」を”の記事に思うーまたしても日本の学校教育、大丈夫?

2022年6月12日付 朝日新聞に掲載された上記タイトル「いま、『知識』ではなく『知性』を」の記事に強く惹かれました。書いた人は、文化人類学者の今福龍太氏。 記事を要約すると(かなり私の独断と偏見による)ーーー 高校の「国語」の内容が、「直接役に立たない」文学作品ではなく、社会で「役に立つ」実用文を学ばせる方向にシフトしたことに触れて、「知」とは何かと問うている。 「知」は、我々の社会を創造していく真の力であるが、その時の「知」とは「知識」(knowledge)ではなく

ヨシタケシンスケの絵本ー忘れていたあの頃の自分を思い出すための絵本だ、と思う!

なんだろう、この不思議なというか、懐かしいというか、すごく納得してしまう感覚。ホッとため息を出したあとのような気分。何故か心が穏やかになった。 「おしっこちょっぴりもれたろう」に出てくるエピソードは、全て思い当たることばかりだ。「シャツのタグがチクチクして嫌だったこと」「上着を着たら下着の袖がくちゃくちゃに持ち上がってしまったこと」「歯にほうれん草が引っかかって取れなかったこと」そして何より「鼻くそがピロピロと奥に引っかかってでてこなかったこと」などなど。こんな些細な、でも