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チュニジアから日本へ:共通の価値観のもとに集う多様なエンジニア組織

Ben Slama Mariam(Software Engineer)
チュニジア、カイルアン出身。フルスタック・ソフトウェアエンジニア。ソフトウェア工学の修士号。Elixir、TypeScript、JavaScriptに精通しており、Phoenix、React、Vue.js、Svelteなどのフレームワークを使いこなす。日本の起業プロジェクトoViceの創設メンバーとして、主要な機能を立ち上げ、円滑な移行を促進し、協調的な環境づくりに貢献してきました。世界中の何千人ものユーザーに頼られるプロジェクトに携わってきました。卓越した技術力と情熱があらゆるチームで大きな役割を果たす。

チュニジアから夢の国・日本へ

ーー日本で、そしてamptalkで働き始めたきっかけを教えてください。

私はチュニジアでソフトウェア開発の修士課程を修了した後、日本のある会社で創業エンジニアの一人として働き始めました。実は、この機会は偶然のつながりから生まれました。わたしの父がその会社のCTOと知り合いで、インターンシップを探していた私の履歴書を彼に送ってくれたのです。

インターンとしてしばらく働いた後、そのままその会社で働くことにしましたが、時間が経つにつれて、徐々に組織文化が変化していくのを感じました。GoogleやAmazonなどの業界大手から採用された優秀なエンジニアたちが次々と退職するという不思議な現象が起き、「Blameless(訳註:amptalkのバリューの一つでもある)」な柔軟なカルチャーが失われつつあることに気付いてから、自分のキャリアについて考えるようになりました。そんな折に、日本文化が大好きだったこともあり、日本の企業での転職機会を探していたところ、amptalkを見つけました。

amptalkのエンジニアたち、特にCTOのLeonさんとのやり取りが私の興味を強く引きました。また、AI、Zoom、Salesforceツールの高度なインテグレーションという革新的な製品コンセプトにも興味を惹かれ、この技術的な複雑さが私の目にはとても魅力的なチャレンジに映りました。

amptalkの「Blamless」および「Issue Driven」といったバリューも個人的にとても共感でき、面接官の一人だったShunjiさんもそれを受け合ってくれました。その時amptalkはフルスタックエンジニアを探していて、私のスキルセットとビジョンにぴったり合っていたこともあり、新しい機能を起案して最終実装まで行う一連のプロセスの中で私が会社に貢献できることがイメージできました。正式にオファーを受け、昨年11月に日本に移住することを決断し、新たな生活が始まりました。

オールラウンダーがスクラムしてより良い製品をつくる

ーー本当に偶然の連続で新しいキャリアが始まったんですね。amptalkでの役割について教えてもらえますか?

amptalkでは、フルスタックエンジニアとして、フロントエンド・バックエンド問わず様々なタスクやチャレンジに取り組んでいます。amptalkの特徴は、その独自の仕事のダイナミクスにあります。一般的な開発組織では各メンバーの職務範囲が定められていることが多いですが、amptalkではチームメンバー全員が多才であり、協力と適応性を育む文化があります。それぞれの役割は、ありがちなコーディングの役割分担を超えて、インフラ管理、SRE、ウェブサイト管理など広範囲に及びます。

個人的に自慢に思っているのは、不安定なテストツールからより堅牢な代替ツールにシームレスに移行したことです。この取り組みは一例ですが、私の専門性と問題解決能力へのコミットメントをよく表していると思います。役割がダイナミックに変化する環境を受け入れ、こうした多面的な仕事をとてもエキサイティングで知的な刺激に溢れていると感じながら働いています。会社が拡大するにつれてチーム構造が進化するのは避けられませんが、これからも大規模なプロジェクトや成長と協力の新しいチャレンジを楽しみにしています。

ホームから離れていても”アットホーム”に感じる

ーーamptalkのユニークさはどういった点にあると思いますか?

amptalkでは、「Issue Driven」および「Blameless」なカルチャーを推進しており、こうしたバリューが問題解決や組織連携の根本的なアプローチを形づくっています。この哲学が組織に浸透しているおかげで、全員がクライアントの満足度という最終的なゴールを優先し、すべての意思決定がそれに根ざしていることが担保されています。例えばCTOだけが意思決定を下す階層的な構造とは異なり、amptalkでは、各問題や機能の行動方針を決定する際に全てのチームメンバーの声が反映されます。この包括的なアプローチは定期的な振り返りの場でも見られ、そこでは全てのメンバーの声が聞かれ、新機能や開発課題のアイデアがオープンに議論されます。Blamelessな環境では、失敗は成長の機会として捉えられ、非難の対象ではありません。指摘する代わりに、全てのチームメンバーの貢献や心情を尊重しながら建設的な対話を行います。個々の短所ではなく、システム全体の改善に焦点を当てることで、継続的な学習とイノベーションの文化が育まれていると感じます。

加えて、職場でのダイバーシティに対する真摯な配慮を実感しています。ポリシーや声明だけでなく、小さな言動の積み重ねが大きな違いを生み出していると感じます。例えば、私たちのチームには、ベジタリアンから私のようなムスリムまで様々な食事の好みや文化的な習慣を持つ人々がいます。ムスリムの女性が日本での生活に慣れるには本来困難が伴いますが、amptalkでは温かく迎え入れられ、サポートされています。例えば、会社がパーティーで私が食べられる食事を用意してくれるなど、私がお願いしなくても配慮してくれる小さな行動の一つ一つに、大きな意味を感じます。ダイバーシティが仕事の仕方に直接影響を与えることはありませんが、日常的な交流の中でチームへの帰属感と受容感を感じられることは強いモチベーションを生み出し、全員が活躍できるポジティブで活気に満ちた雰囲気をつくっていると感じています。

テキスト(またはコード)を超えたコミュニケーション

ーーこうしたカルチャーを今後どのように強化していきたいですか?

エンジニアとして、効果的なコミュニケーションを高く評価しており、それがチーム内での協力と理解を促進すると考えています。amptalkでは、GitHubでのコード共有やプルリクエストを通じた徹底したコードレビューを実践し、透明性とチーム連携に重きを置いています。一方で、本当の意味での理解にはオープンな対話と議論が必要であるとも強く感じます。過去の経験から、職場でのコミュニケーションの欠如が組織やカルチャーに与える悪影響を目の当たりにしてきました。以前の職場では、CTOがフルリモートで多くのチームメンバーと直接コミュニケーションを取らなかったこともあって、チームの進捗が妨げられ、連携が停滞しました。明確でオープンなコミュニケーションの重要性を再確認し、生産的で協力的な作業環境を育むために全ての貢献が評価され、理解されることが大切であると感じました。

ーー自身のご経験や考えも踏まえ、どのような人がamptalkに合っていると思いますか?

私としては、ポジティブなマインドセットを持ち、普段のやり取りやコミュニケーションにおいて考えすぎたり過度に分析しない人と一緒に働きたいと思います。人々が相互に疑念を持ってしまう環境は、生産性やチームの協力関係を阻害するからです。

また、amptalkの「Blameless」の理念を体現するメンバーも大切だと感じます。amptalkでは、責任感と共感が結びつき、建設的な問題解決に焦点が当てられます。この価値観に強く共感する人は、間違いなく私たちのチームにプラスの貢献をし、相互の尊敬と信頼を構築できるでしょう。

amptalkは全方位で採用を強化しています!

創業初期からエンジニアチームで活躍しているマリアムさんのインタビューでした。いかがだったでしょうか?少しでもamptalkに興味を持ってくださった方はぜひカジュアル面談にお申し込みください。
心よりお待ちしています!

採用情報
・Software Engineer:https://herp.careers/v1/amptalk/5EjSzqgVpdzl
・オープンポジション:https://herp.careers/v1/amptalk/PVDmOTCQ8NNf