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詩
「 でも fineな僕 」
デジタルに変換された
言葉やファイルを
僕が
モジュラー・ケーブルから注入し
四六時中流し続けても
へこたれようがない
現代のシステム
彼女からのプレゼント
月替わりのフォト入りカレンダー
そこでみつめ合う
モノクロの男女
忙しさにかまかけていたら
ちがう景色に変わっていた
彼女はカンカンだ
仕事とわたしのどっちかなんて
天秤にかけては
いつも僕にせまる
最後の審判
ムードない晩餐
ワインが生き血のようだ
いつもオーバーなんだよと
思えるけど
彼女の想いは
down-to-earth
現実的なんだ
でもfineな僕
黄色の信号が
頭上を過ぎても
手土産だけはこわさぬよう
車を飛ばし
むかうよ
温かい笑顔が待つ
君の街へ
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