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52. 患者が薬漬けにされるまで

皆さんは、病院で処方されて飲んでいる薬はありますか?
実はそのクスリ、あなたの健康にとって不要であるばかりか、
恐ろしい薬害を引き起こす可能性があります。

薬漬け医療とも言われる日本の医療界の裏側で、患者には出しても
自分では決して薬を飲まない医者がいます。
医者が患者に薬を処方するのには、病気を治すという理由以外に、
絶対に話すことのできない秘密があります。

何としてでも研究費を確保したい大学や、過度な医療の専門分化を
推し進める厚生労働省。
そして、新薬を開発する製薬会社といった組織などが
全ての元凶となり、薬漬け医療を生み出す制度が確立されて
しまったのです。

医者が病気を治してくれると思っているかもしれませんが、
患者の病気を治す以前に、病院を経営しなければいけないという
使命がありますので、お金のためを第一に優先しても
何ら不思議ではありません。

調剤薬局で受け取った大量の薬を見て、
「こんなにたくさん飲んで大丈夫なのか・・・?」
と疑問を感じたことはありませんか。
そして、実はそれを処方した医師も、
「こんなにたくさん処方していいのか・・・?」
と思っている現実を知っているでしょうか。

現在の日本の医療は、厚生労働省の方針によって専門分化が
進められています。
大学病院に行くと、内科だけでも

循環器内科
消化器内科
呼吸器内科
腎臓内科
糖尿病内科
神経内科

というふうに細かく分かれています。
専門分化が進んだことによって、それぞれの分野で治療が
進化したという面もありますが・・・・

最近では専門分化型医療の弊害が目立っているのです。
「私は心臓の専門なので、胃腸のことはあまり詳しくなくて・・・」
と言う個人病院はありません。
そこで、多くの医者は「今日の治療指針」という研修医必携の
ハンドブックを開いて、治療法を調べてから処方する薬を
決めている訳です。



心臓病の患者さんを診ている時に、
「実は骨粗しょう症もあるんです」とか、
「血糖値が高いと言われました」とか、
「喘息も持っているんです」などと言われることはザラにあります。

「そういうことなら・・・」と、医者もそれらの薬を処方する訳ですが、
1つ1つの病気や症状に対して、ハンドブックには3種類程度が
紹介されているわけです。
専門ではないので、3つとも出しておこうと思った時には、
全部で10種類ぐらいの薬を出すことになります。

「・・・・さすがにちょっと多いなぁ」と、医者自身も思っている
はずなのですが、専門外なので総合的な判断が出来ず、どうやって
薬の量を減らしたらいいのか分からないので、結局全部を
処方するしかありません。

こうして私たち患者は薬漬けにされていくのです。



薬剤師は、薬学部に入学した時から薬の勉強を始めることになりますが、
真っ先に教わるのは、薬は体にとっての異物であり、毒であるという
ことニャんですよ ฅ(ↀᴥↀ)ฅ

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